学校長からのメッセージ

校長 横井 司朗


 急速に進歩し続ける情報化社会とそれに伴って興るグローバル化の波が大きなうねりとなって君たちに押し寄せています。そのうねりを乗り越え自らの未来を切り開くためには、いったい何を学び、どんな能力を身につけなければならないのでしょうか。

 学校教育で大切とされている知・徳・体は、勿論、学習や人間形成の上で必要です。しかし、それのみで必要十分ではありません。従来、よく学ぶ事はよく習う事でした。先生から一方的に伝授され、それを理解し、記憶にとどめ、応用力や活用力は、社会に出てから世の中が鍛えてくれる事で十分間に合ってきました。

 しかし、現在はどうでしょうか?社会に出るときから実践力や問題解決能力が求められています。更に、価値観の多様化、情報の氾濫は、一体何をその判断基準としたら良いのかわからない状況を生み出しています。正確な情報分析力や判断力が問われているのです。

 即ち、「知」ではなく「智」が求められています。本物の知恵、未知の問題に対して好奇心と情熱を持って探究し、解決を図ることができる能力。

 多様な価値観や氾濫する情報の中から、条件や情報を精査し正しい判断を下すことができる能力。更に、他者の意見を聴き理解し、自らの考えを他者に発信することが出来る高いプレゼンテーション能力。

 我ら青翔開智は、これらの能力こそが今の時代に学び身につけなければならない力だと考えています。

 シンガポールより10年は遅れていると言われているICT教育。PISA調査結果から見える、知識はあるが応用力・活用力のない子供達の増加。2004年以来減少し続ける海外留学者数。グローバル化と言いつつも、受験英語に縛られてなかなか使いこなせない英語力。課題は山積みしています。

 我々青翔開智は、世界の先進的取り組みから学び、日本の抱える課題を解決する新しい教育システムの創造を目指し、その課題解決に向けて正に今、船出しようとしています。

 願わくば、この新しい試みに、賛同し、共に新しい教育にチャレンジし、学校創りに参画してくれる生徒諸君が青翔開智の門を叩いてくれる事を願っています。

学校名の由来

ー 智を開き青たちは翔ける ー

学校名は2012年7月13日〜8月13日の1ヶ月間で一般公募を行いました。約1ヶ月間の公募期間にもかかわらず、17歳〜69歳の方まで多数の応募があり、学校名は一般公募者からの応募による「青翔」と設立理念を表す「開智」の語を合わせた形で「青翔開智」と決定しました。
青春のきらめき、若々しさ、さわやかさを青の文字に込めています。また、新校舎の建設地である「あおば地区」をイメージしています。未来に向かって自分の可能性を探究し、この鳥取の地から羽ばたいていく青き生徒たちの様を青翔としました。
当校の特色の一つである「探究型学習」とは、すなわち「智を開く」ことです。また、智をもって地域にひらく学校という意味も併せ持っています。
近代の学制が始まった頃の最も古い学校の一つに「開智学校」があり、開智という語は新しい学校の始まりと期待感を感じさせる言葉でもあります。
“四文字で意味を成す学校名”は全国にも稀で、唯一の学校を目指す当学園の想いにも合致しました。