【進路支援】探究心を刺激する学びの旅 ― 東京理科大学『数学体験館』への訪問と、東京大学 『東大駒場リサーチキャンパス2025』への参加を行いました

5月30日(金)と31日(土)の2日間にわたり、中学校3年生と高校1年生の希望者を対象に、東京理科大学の「数学体験館」の見学と、東京大学の「東大駒場リサーチキャンパス公開2025」への参加を行いました。
この見学会は、理学・工学をはじめとする理系分野への進学を視野に入れている生徒にとって、進路選択の参考にしてもらうとともに、理系分野への関心や理解をより深めてもらうことを目的としています。

30日(金)は、東京理科大学・神楽坂キャンパスにある数学体験館を訪問しました。
この施設では、数式だけでは理解しにくい数学の概念や定理を、実際に「見て」「触れて」体験することができます。
たとえば、サイクロイド曲線の滑り台を通して「最速降下曲線」の性質を体感したり、二項分布を模した装置で確率の分布を観察したりと、数学の魅力に触れられる多彩な展示が揃っていました。
大学生の方々による丁寧でわかりやすい解説に、生徒たちは時間を忘れて引き込まれていました。
展示見学の後にはキャンパスツアーも実施され、本校の卒業生とも合流して、複数の建物に分かれた学内を見て回りました。

翌31日(土)は、東京大学の「東大駒場リサーチキャンパス公開2025」に参加しました。
普段は立ち入ることのできない研究室が一般公開され、最先端の研究成果や実験設備を間近に見ることができる貴重な機会となりました。
生徒たちは事前に関心のある研究分野を調べたうえで臨みました。
人工知能、量子物理、環境工学など幅広い分野の展示やプレゼンテーションを熱心に見学していました。
研究者の方々から直接話を伺う中で、「理系と一口に言っても多様なアプローチや可能性がある」「数学や英語といった基礎的な知識も研究において重要である」など、さまざまな気づきを得たようです。

2日間の研修を終えた生徒からは、「数学がこんなに面白いとは思わなかった」「研究者の話を聞いて、自分も将来研究に携わりたいと思った」といった前向きな感想が多く聞かれました。今回の体験を通じて、それぞれが自らの関心を深めるとともに、進路について考える貴重な機会となったようです。

青翔開智中学校・高等学校では、今後もこのような体験型の学びを積極的に取り入れ、生徒一人ひとりの探究心を育み、将来の可能性を広げていく教育を推進してまいります。