
探究スキルラーニング
授業紹介
思考ツールで鎌倉新仏教を分析!〜B tuber になろう〜

- 科目
- 日本史B
- 単元
- 鎌倉新仏教
- 使用教科書・教材
- 『詳説日本史』山川出版社
- 時間数
- 6時間
今回の探究スキルラーニングの大きな目的は2つ。
ひとつは、思考ツールを用いて、鎌倉新仏教の6宗派を様々な視点から理解し、比較してその宗教の独自性を見つけることです。まずはフィッシュボーンというツールを用いて、一つの宗教の特長を様々な観点から説明できるようにします。次にベン図を用いて、他の宗派と自分が選んだ宗派の共通点、相違点を比較しました。
思考ツールの組み合わせにより情報を分析することで、一つの物事を多角的な視点から見て、その中から独自性を見つけられるようになります。これはさまざまな教科で知識・概念を身につけるときや探究論文を書く際にも応用が可能な、情報を整理する力です。
もうひとつの目的は、ペルソナを想定し、そのターゲットに心に響く宗教布教の動画を作成をすることで、表現力を身につけることです。YouTuberになぞらえ、仏教の開祖が布教する動画ということでBUKKYOからBを取り「B Tuberになろう!」をテーマとした動画制作を行いました。自分の選んだ宗派の特徴を理解した上で、その宗派が当時の時代のどの層の心に響くかを考えることで、ただの暗記としての知識ではなく、理解したことがどのように今後応用できるのかを考えるきっかけを手にします。
生徒たちからは、最初はたくさん新仏教が出てきて大変だというコメントが多かったのですが、次第にさまざまな新仏教が出てきたことで当時の様々な身分の人々たちの救いに繋がったことや、今も根強く残る私たちの身近に残っている理由が分かってきたといった、ポジティブな感想が多く見られるようになりました。(担当:池田)
ルーブリック
