
探究スキルラーニング
授業紹介
戯曲をロジカルに読む

- 科目
- 現代文B
- 単元
- 名作を読む(二)
- 使用教科書・教材
- 『精選現代文B 新訂版』大衆館書店/『学びの技』玉川大学出版部
- 時間数
- 9時間
戯曲とは、演劇の脚本の形式で書かれた文学作品を指します。今回戯曲を扱ったのは、小説や詩だけではなく様々な形式の文学作品に触れることにより、文学の奥深さを知ってもらうためです。また、安部公房『棒になった男』という作品は、様々な象徴的意味合いを持つキーワードが登場します。たとえば、「棒になった男」「棒の森」「都会の滝壺」「地獄の女/男」etc……。生徒たちはこうしたキーワードが何を表しているのかを、テキストの中で論理的に明らかにしたり、時代背景と照らし合わせて考えたりします。最終的にはそのようにして考察したことをレポートにして提出し、さらに教員からの解説を受けることよって作品理解を深めます。
思考を的確な文章で表現するなかで「表現」スキルや、作品内外のものごとを筋道立てて考えるなかで「ロジカルシンキング」スキルを養いました。(担当:吉田)
※レポートの書く際の基本として『学びの技』(後藤芳文ほか著,玉川大学出版部,2014年)に掲載されているチェックリストを活用しました。
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