卒業!きみが人生の時を生きよ

3/3(火)青翔開智高等学校の第4回卒業式を執り行いました。

特別な卒業式。
高校1年生で入学し、3年間をすごした仲間が卒業する日であることはもちろん、中学校1年生で入学し、中高一貫6年間をすごした「第1期生」が初めて旅立つ卒業式でした。

この気持ちを何から伝えればよいか……
6年前、校舎の自動ドアも反応しないくらい、踏み台を持ち歩いていたくらいに小さかったみなさんが、まだ完成していない校舎の工事現場へと見学に来てくれたときのこと、緊張の面持ちで面接にやってきた日のことが本当に昨日のことのようです。一人ひとりがどんな想いを語ってくれたかとてもよく覚えています。
6年が過ぎ、あのときの面接で語ってくれた夢と変わらぬ「初志貫徹」の進路を決めた生徒もたくさんいます。
数えきれないほどたくさんのヒト・コト・モノとの出会いの中で新しい道や夢を見つけた生徒もいます。

どこへたどりつくのか誰もわからない、終わりもない「青翔開智」という名の航海に初めて名乗りをあげてくれた、「ファーストペンギン」であるみなさん。
本当にありがとう。

すべてがゼロからのスタート。自分たちで生徒会を組織し、クラブ活動を創設し、初めての学園祭は中1と高1合わせてたった60人でやり遂げてくれました。高校1年生からは個性豊かな仲間が新たに加わり、強さやしなやかさが増しました。楽しいこと、苦しいこと、本当にたくさんありました。後輩たちが増え、先生たちが増え、応援してくれる人が増え…。学校とともにみなさんも大きくたくましく頼もしく成長していく姿を見せてくれました。
この6年間、学校を取り巻く社会も、青翔開智もめまぐるしく変化し続けてきましたが、変わり続けることこそ進化であると、挑戦を継続することが飛躍につながるのだとみなさん自身が体現してくれました。
今日、みなさんに続く後輩たちが決して歩みを止めることなく果敢にチャレンジを続けていることも、誰もがチャレンジできる環境や校風も、みなさんがゼロから積み上げた礎の上にあります。
「二兎を追え!」「伝統はすがるものではなく創るもの」「多様性を認めよ」毎年校長から贈られる言葉に対して、とても素直に真摯に向き合ってくれた学年です。
卒業式のこの日も、校長からとっておきの言葉が贈られました。ウィリアム・サローヤンの詩から…
”Live in the time of your life”
「君が人生の時を生きよ」!

また、今回校長賞が創設され、もっとも「探究」「共成」「飛躍」を体現した生徒に賞が贈られました。

卒業おめでとう。青翔開智で出逢った人と、これから出逢う人、そしてみなさん自身を大切に、二度とない、みなさん自身の人生の時を生きていってください。

最後になりますが、これまでの6年間、また3年間、保護者の皆様に支えられてこの卒業式を迎えることができました。かたちのない「青翔開智」という学校をいっしょに創ってくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。このご縁がとぎれることなく続いてほしいと願っております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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