【高2課外活動】文部科学省『トビタテ!留学JAPAN』第8期「新・日本代表プログラム」 派遣留学決定!
この度、文部科学省が官民共同で行っている海外留学支援プログラム「トビタテ!留学JAPAN」第8期「新・日本代表プログラム」に、高校2年生のカルマールびおらさんの採用が決定しました!
日々、新聞を読み、常に社会のさまざまなニュースや課題に目を向けてきたカルマールさん。
昨年度はメディア委員会の委員長としてタイの学生との国際交流を企画し、課外活動においても大使館インターンシップや観光甲子園への参画など「たゆまぬ挑戦と努力を継続」してきました。
今回は「トビタテ!留学JAPAN」第8期生として、9月〜10月までの約1ヶ月間、ノルウェーのオスロ近郊において現地の法律や法教育を学びます。
自分の生まれた地域で過去に起こった少年犯罪を知り、「なぜ、自分と同年代の少年少女が犯罪を起こすのか」「どうすれば、日本の犯罪対策が充実するのか」という疑問を持ち続けてきたカルマールさん。
少年犯罪、少年法、被害者・被害者家族の人生、加害者・加害者家族の人生、人権を守る法制度のあり方などに関心を寄せ、ニュースや文献から事例を学んできました。
海外の法律や刑務制度を知る中で、ノルウェーの事例に出会い、国際的な法教育の最前線を知りたいという思いが高まったそうです。
ノルウェーには死刑制度や終身刑がなく、罪を犯した人を罰するのではなくリハビリをさせて社会へ戻すという考え方が根づいています。
刑務所でもその理念のもと、社会とのつながりを保ち、更生と社会復帰に焦点をあてています。
こうした人道的な刑務所が存在し、少年犯罪を含め再犯率が低く、その背景にはノルウェー独自の法教育や社会環境があります。
カルマールさんは、人々の平等と人権を守るノルウェー現地を視察して体感し、各専門家に話を伺い、将来の自分と将来の社会を考えるきっかけをつかみたいという目標を持っています。
全国から787校、1,857名の応募があった今期の「トビタテ!留学JAPAN」。
本校の建学の精神は「探究」「共成」「飛躍」。
「たゆまぬ挑戦と努力の継続」こそが「飛躍」につながります。
学校内はもちろん、学校だけではできない体験のチャンスをも、生徒たちが自ら掴み取り飛躍できるよう教職員もサポートを続けていきたいと思います!
カルマールさんの現地での活動は、帰国後改めて紹介したいと思いますので、お楽しみに。
▼トビタテ!留学JAPN 公式サイト
https://www.tobitate.mext.go.jp
▼(参考)「音楽スタジオ、薄型テレビ、コンドーム…世界一人道的な刑務所、ノルウェーの方針転換」(朝日新聞 GLOBE +)
https://globe.asahi.com/article/14707763