【授業紹介】中1〜高1STEAM・FigJamを使って「システム思考」について学ぶ

青翔開智では2022年度より学校設定科目として「STEAM」という授業を行なっています。
STEAMとはScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の頭文字をとったもので、様々な分野・領域を横断しながら学びを深めていきます。
昨年度までは高校1年生のみの実施でしたが、今年度からは中学校1年生から高校1年生までに拡大し、「探究」の授業を補強する表現技法・技術を、楽しみながら習得しています。
5月初旬には「システム思考」の概念について学びました。
株式会社レヴィの嘉本さんを特別講師にお招きし、ワークショップを通じてシステム思考の流れを体験しました。
システム思考とは、問題や課題を単独の要素ではなく、相互に関連し合う複数の要素から成る「システム」として捉え、全体像を俯瞰しながら分析・解決する考え方です。
ワークショップでは、要素の間の関係性を図示する、様々な視点から要素を見る、要素の抽象度を上げたり下げたりすることを、オンラインホワイトボード「FigJam」を用いて確認しました。さらに、それが探究のどのような場面で活かせるのか、お話いただきました。
中学校3年生はワークショップに加えて、授業内で「コンテキストモデル」「問題構造モデル」「アクティビティモデル」という3つのモデルについて扱い、課題を整理・深掘りする手法について学びました。
他の学年も「探究Ⅰ〜Ⅵ(総合的な学習の時間・総合的な探究の時間)」の授業でこれらのモデルを扱い、システム思考の考え方を身につけ、探究活動の質を高めていく予定です。
(担当/探究部:池田<社会科>・飯田<数学・情報科>)

▼STEAM4月の内容はこちら
【授業紹介】中1〜高1STEAM・生成AIの活用スタート!創造的に学ぶための初めの一歩
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▼探究Ⅰ〜Ⅵについてはこちら
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