【授業紹介】中3探究・鳥取県社会福祉協議会 特別授業「福祉ってなんだろう?」

「福祉」という言葉を聞くと、一般的には支援を必要とする人に向けたサービスや制度というイメージを持つ人も多いかと思います。
しかし、「福祉」とは自分を含めたすべての人が幸せに生きるためのもので、「ふだんのくらしのしあわせ」を実現していくための仕組みです。
中学校3年生の探究のテーマは「well-beingの実現を目指して身近な社会課題を解決する」です。
今回は鳥取県社会福祉協議会の稲村さんをゲストに招き、鳥取の社会課題を解決するのに必要な「福祉」という視点についてワークショップをしていただきました。
前半の講演では、社会福祉制度の成り立ちや」児童福祉、高齢者福祉、母子・寡婦福祉・障害者福祉」といった4つの柱、日本の福祉が抱える問題、ウェルフェアとウェルビーイングなど幅広く福祉について説明していただきました。
また、「支え愛のまちづくり」を掲げている鳥取県での取り組みを紹介していただき、生徒たちも目にしたことがあるサービスや制度が福祉にまつわるものだということを学びました。
後半のグループワークでは「ふだんのくらしの中で感じる幸せ」や「周りの人を幸せを大切にするたのに必要なこと」「このワークショップで得た気づきや自分でも取り組めそうなこと」をディスカッションし最後に発表を行いました。
生徒からは
・世の中にはいろいろな仕組みがあることに気がついた
・困っているいる人がいたらちょっと勇気を出して行動してみる
・他にどんな福祉があるか知りたくなった
・ヘルプマークについて初めて知った
・思っている以上に身の回りに福祉が関わっていることを知った といった感想がありました。

今後も福祉の視点を活かして鳥取駅周辺でのフィールドワークを行う予定です。
このフィールドワークを通じて、身近な社会課題を見つけ創造的な課題解決アイディアを提案して欲しいです。
今回授業に協力してくださった鳥取県社会福祉協議会のみなさま、稲村様 ありがとうございました。
(授業担当:石田<英語科・探究科>)