【授業紹介】中3・中2社会 NewsPicks 蒲原さんにニュースを学ぶ「観方が変われば世界は変わる」「伝わる文書とは?」
6月19日(水)の中学校3年生・2年生の社会の授業は、NewsPicks Educationの蒲原慎志さんに来校いただき、ニュースについて学びました。
NewsPicksは国内最大規模の経済ニュースプラットフォーム。
青翔開智では、学校現場でニュースを通して学ぶプラットフォーム「NewsPicks Education」を導入し、新聞記事データベース等と併用しながら日々のニュースに触れ、ニュースを通して対話し思考する授業を行っています。
中学校3年生の授業では「観方が変われば世界が変わる」 というテーマでご講演いただきました。
実際に報じられた具体的なニュースを題材に、ニュースとして報じられていることに私たちがどのように反応しがちであるか、また、報じられていないことに触れた際に、どのように感じるか、最初に感じたことと何がどう変化するかなどを感じ、学びました。
何かが起こった時、最初に「誰か」を責めたり自分を責めたりせず、構造を見つめることで、ニュース記事に書かれている表面上だけではない奥底の部分を見つめ直せること、世界の観方が変わるということを学びました。
生徒からは、
「色々な立場に立って繋がりを見てみるとニュースが実に面白くなることがわかった」
「表現されているものが全てではなく、見えていないことにも目を向けようと思った」
などの感想があがりました。
今後の授業や普段の生活の中でも、ニュースをみる際に、これまでとは違う視点で見ることができるようになったのではないかと思います。
中学校2年生の授業では 「伝わる文書とは?」 というテーマでご講演いただきました。
潜在的な文化の理解、新しい気づきの重要性、良い記事と悪い記事の判断基準、「伝える」と「伝わる」の違い、など様々な観点を学びました。
特に、「伝える」と「伝わる」の違いでは、「伝える」は自分視点、「伝わる」は相手視点であり、自分の考えや思い・意図が伝わらない時は基本的に「自分に責任」があるという意識を持つことが重要と学びました。
生徒からは、
「いい記事にするためだけでなく、実生活にも役に立つ話で楽しかった」
「ことばは贈り物として考えることが大切だと改めて知ることができた」
などの感想があがりました。
このあと中学校2年生の生徒たちは、今回の講演会で学んだことを活かして、「都道府県レポート」という探究スキルラーニングに取り組みます。
日本の諸地域(九州地方/中国・四国地方/近畿地方/中部地方)に属する都道府県について、1人につき1府県を担当し、紹介レポートにまとめてNewsPicksに記事投稿を行います。
今回学んだことを活かして「伝わる」レポートを工夫してくれることを期待しています。
(授業担当:仁木・牧野・池田<社会科>)
▼NewsPicks Educationについてはこちら
https://education.newspicks.com/
NewsPicks Education内でも今回の授業をご紹介いただきました
[青翔開智中学校] つながりを感じ、観方(みかた)を育む学び – 「ニュースが好きになった」「観方が変わった」という声は嬉しい
https://education.newspicks.com/education-magazine/seishokaichi-001
[伝わる文書・表現講座] 大切なことは「ことばの贈りもの」の意識 – 探究スキルラーニングでの学び –
https://education.newspicks.com/education-magazine/seishokaichi-002