【授業紹介】中1~中3STEAM・Blenderで3Dモデリング

青翔開智では2022年度より学校設定科目として「STEAM」という授業を行っています。STEAMとはScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の頭文字をとったもので、様々な分野・領域を横断しながら学びを深めていきます。昨年度までは高校1年生のみの実施でしたが、今年度からは中学校1年生から高校1年生までに拡大し、「探究」の授業を補強する表現技法・技術を楽しみながら習得しています。
今回の授業では、中学校1年生から中学校3年生を対象に、3Dモデリングを学んでもらいました。
使用ツールは「Blender」で、教員が作成した動画をもとに、3年生は生徒たちはそれぞれ自分の好きな部屋をモデリングしました。1、2年生は椅子と机のモデリングを中心に行いました。
また、どの学年も「Scaniverse」を用いて、実物をスキャンして3D空間に配置する技術も体験しました。 チュートリアルが終了した生徒は、自分で好きなものを制作し始めるなど、自由度の高い活動を楽しんでいました。また、モデリングにとどまらず、動画制作に取り組む生徒もおり、授業の幅が広がりました。この授業は全学年とも初めての試みでしたが、今後はこれを元にカリキュラムを徐々に高度化させ、4年間でより発展的な内容を学べるようにしていく予定です。
これまで、プロトタイプを実際に作成するにはコストや技術の面で難しい部分がありましたが、3Dモデリングを通じて低コストでアイデアを視覚化できるようになります。今回学んだことを発表の際にも役立ててほしいと期待しています。
中学校3年生の制作物は下記のリンクからメタバース空間に展示しています。ぜひご覧ください。 https://cluster.mu/w/6b990e50-635e-4276-a0e3-ca0e9db59924
次の単元では、中学校3年生がGAS(Google Apps Script)を用いたGoogleサービス同士のシステム連携に取り組み、中学校1年生と中学校2年生はHTMLとCSSを用いたウェブページ制作に移っていきます。
今後の学びが探究の深化にどのように貢献していくのか、非常に楽しみです。
(担当/探究部:池田<社会科>・飯田<数学・情報科>)