【授業紹介】高1保健体育・「部活動は将来役に立つのか」関西大学人間健康学部 神谷教授によるスポーツ教育学に関する講演会

11月22日(金)、高校1年生の保健体育の授業において、関西大学人間健康学部の神谷拓先生を講師に迎え、「部活動は将来に役立つのか? −スポーツ教育学入門−」というテーマで講演を行いました。
神谷先生は、現代の部活動が本来の自主的なクラブ活動の意義を失いつつあることを問題提起し、特に、生徒が自ら課題を解決する機会が乏しい現状について触れ、将来の職場で必要とされるスキルを育む場として部活動の重要性を強調しました。
また、部活動に加入していない生徒でも、自ら課題を解決していく力は、授業や課外活動を通して学んでいくことが大切です。 その他にも、労働市場で求められる能力を身につける意義など、労働市場との関連性や、部活動をより自主的な活動に変えるための手段として、「クラブインテリジェンスワークシート」の活用が提案され、主体性を育む実践的な方法に生徒たちも興味を示していました。
また、総合型選抜や推薦入試において、部活動での競技の成績や、その他課外活動の実績だけでなく、課題解決のプロセスや学びの内容をアドミッションポリシーに沿って的確に表現する能力が求められるなど、大学入試との関連性についてもお話いただきました。
今回の講演を通じて、生徒たちは部活動やその他の課外活動も、人生や職業生活に直結する学びの場であることを認識しました。講演で得た学びを活かし、これからの色々な活動や進路選択に前向きに取り組んでほしいです。
(授業担当:小山・泉谷<保健体育科>)

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