【授業紹介】中3理科・中国電力による出前授業「エネルギー資源と発電」

3月7日(金)、中3理科の授業では、中国電力から講演者をお招きして出前授業を実施しました。
この単元で生徒は『他者に対して、エネルギーの発電方法・放射線に関するミニ講義を実施する』という共通課題のもと、これまで本やWeb、オンラインデータベースなどを駆使して情報収集を行なってきました。そのミニ講義に関する情報収集の一環として、本出前授業を位置づけました。

授業の冒頭では、水力・火力・再生可能エネルギー・原子力発電の仕組みや特徴、日本や世界におけるエネルギー資源の需要と供給などについて詳しくお話していただきました。
生徒は各自が行うミニ講義のテーマに応じて、自分にとって必要だと思う情報のメモを取りながら講演を聞いていました。これまでの理科の探究スキルラーニングの中でも「講演を聞くときの『アンテナ』を意識しよう」ということを重要視してきました。自身に関係する情報について敏感に察知している様子から、これまでの学びが生かされている様子が見られました。
また、講師からの質問に対して、これまでに学んだ知識を駆使して答える場面も見られました。

途中にはエネルギーに関するクイズが投げかけられ、生徒は楽しみながら授業に挑めた様子でした。
クイズに正解すると「よっしゃー!」と言いながら喜んだ顔を見せ、間違えると残念がる一方で、その問題の解説を聞くと「へー、そうなんだ!」という納得の声が上がっていました。学びを深めながらクイズに挑むことができたでしょうか。

授業の最後には、御影石や乾燥昆布などの身近な物質から出ている放射線を測定する実験を行いました。身のまわりにある物質から出ている放射線を測定することで、より知見を深めることができました。

今後の理科の授業では、集めた情報をまとめたのちに、他者に対してミニ講義を実施します。ここまでに集めた知識を十分に発揮してもらいたいと思います。
出前授業を実施してくださった中国電力のみなさま、ありがとうございました。
(担当:兼重<理科>)