【進路支援】「自己調整学習」の支援【3】〜主体的・対話的で深い学び、個別最適な学びの実現をめざして〜
前回までの記事では、今年度の自己調整学習への取り組みについて、そして今年度実施された教科における自己調整学習の取り組みについて紹介してきました。
本記事では今年度の自己調整学習の支援への取り組み全体の総括をしていきたいと思います。
今年度の取り組みの成果として、青翔開智中学校・高等学校オリジナルの自己調整学習ガイドブックを作成して4月に教職員・生徒へ配布しました。
ガイドブックの配布と共通ガイダンスを進路支援部主導で教職員向け・全校生徒向けに行い、学校全体で自己調整学習へ向かっていくための共通認識を持つことができました。
そして、すべての学年のさまざまな教科の授業において、単元テストなどの節目ごとに学びの振り返りを実施しました。振り返りを重視することで、自分の学びのあり方について俯瞰して見つめる習慣をつけることができました。
また、振り返り(Reflection)の項目や内容のばらつき、PlanやControlの段階を重視した取り組みの不足など、自己調整学習の推進における今年度の課題点を浮き彫りにすることができました。
2月には、職員会議の中でこれらの成果と課題を全教職員で共有しました。
今後の展望として、今年度取り組んできて効果が見られた事例を科学的な観点も踏まえて教職員間で共有し、さらに発展させたいと考えています。
今年度までは進路支援部の主導のもと自己調整学習に取り組んできましたが、来年度は生徒支援部や学年団ともさらに連携を強化し、放課後や日々の家庭学習・長期休暇などの学習支援にもつながるよう、学校全体として自己調整学習に取り組んでいきたいと考えています。
▼前回の記事はこちら
【進路支援】「自己調整学習」の支援【1】〜主体的・対話的で深い学び、個別最適な学びの実現をめざして〜
https://seishokaichi.jp/news/post-22078/
【進路支援】「自己調整学習」の支援【2】〜主体的・対話的で深い学び、個別最適な学びの実現をめざして〜
https://seishokaichi.jp/news/post-22117/
▼昨年度の取り組みはこちら
【進路支援】「自己調整学習」の支援【前編】〜主体的・対話的で深い学び、個別最適な学びの実現をめざして〜
https://seishokaichi.jp/news/career/post-15590/
【進路支援】「自己調整学習」の支援【後編】〜主体的・対話的で深い学び、個別最適な学びの実現をめざして〜
https://seishokaichi.jp/news/career/post-15595/

振り返り項目:授業前後の感情・授業概要・授業理解度・わからなかったところ

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