【授業紹介】中1地理・アフリカ講演会「ケニアの魅力」
7月14日(月)、中学校1年生を対象とした社会科(地理)の授業にて、「ケニアの魅力」と題した特別オンライン授業を実施しました。青年海外協力隊としてケニアで数学を教えている古澤様とビデオ通話で現地につなぎ、現地のリアルな暮らしや文化についてお話しいただきました。
授業では、現地での生活の様子やケニア独自の料理や日常生活について、臨場感あふれる語り口で紹介していただきました。
生徒たちは赤道直下の国は暑そうというイメージを持っていましたが、標高の高さにより、現地の学生はセーターを着ている子も多いことや、マンゴーやバナナなどの物価の違いなどに驚きの連続でした。
また、「スワヒリ語は話せるようになりましたか?」といった生徒からの質問に対して、青年海外協力隊として現地に向かうまでの研修の話もしてくださり、異文化理解の一歩となる貴重な機会となりました。
特に印象的だったのは、「ケニアの文化で驚いたことは?」という質問に対して、「時間の感覚がとてもゆったりしていること」や「キリスト教の文化が根づいていること」など、日本とは異なる価値観を具体的に教えていただいた場面です。生徒たちはワークシートにメモを取りながら真剣に耳を傾け、質疑応答では時間が足りなくなるほど活発に手が挙がる様子が見られました。
授業後のアンケートでは、「民族や宗教などを意識したらケニアに対するイメージががらりと変わった」「自分たちの当たり前が当たり前じゃなくて、改めて自分の目でもみてみたいと思った」といった声が寄せられ、各自の視点から異文化への興味を深めるきっかけとなったようです。
今回のオンライン授業を通じて、生徒たちは世界を身近に感じ、多様な文化に対する寛容な視点を育むことができました。今後も、こうした国際理解を深める取り組みを継続していきたいと考えています。
(担当:清田・池田<社会科>)





