【登壇情報】未来を創る教育セミナー2025 in 仙台”ふりかえり”から見とる学習者主体の学び に国語科・西谷、理科・兼重が登壇しました

10月18日(土)、東北学院大学にて開催された「未来を創る教育セミナー2025 in 仙台〜“ふりかえり”から見とる学習者主体の学び〜」に、実践事例紹介校として青翔開智中学校・高等学校が招待されました。本校からは、西谷(国語)および兼重(理科)の2名の教員が登壇し、日頃の授業実践について発表を行いました。

本校で取り組んでいる「自己調整学習」をベースとし、2つの授業実践を紹介しました。

兼重は、高等学校物理の授業における「単元内自由進度学習」の実践を発表しました。生徒が自ら目標を設定し、それに向かって計画を立て、定期的に自己リフレクションを行うという学びのプロセスにおいて、教員がどのように介入し、支援していくかという視点を交えて解説しました。また、学力差のある生徒同士が互いに学び合う環境づくりにもつながっている点にも注目していただきました。

西谷からは、中学校国語科の授業実践として、「生徒が自然とふりかえりたくなる授業とは何か」という問いを軸とした実践を紹介しました。特に、生徒の心理的欲求に着目した授業設計のもと、ふりかえりに表れる内面の変化に注目し、そこから次年度の授業計画を構想していく様子が語られ、参加者の関心を集めていました。

当日は、全国から実践発表校10校が集まり、約150名の教育関係者が参加者として来場しました。会場は大いに賑わい、青翔開智のブースにも多くの方々が足を運んでくださいました。発表後には、参加者や他校の登壇者との意見交換や対話を通して、登壇した教員自身も授業実践をあらためてふりかえる貴重な機会となりました。

今回のセミナーで得た示唆を今後の教育実践に活かしながら、引き続き、生徒一人ひとりの学びを深める魅力ある学校づくりに取り組んでまいります。

以下は、登壇者からのコメントです。

兼重(理科)「自分の授業を実践発表するにあたり、改めて『どのような成果があったか』ということをじっくりと考えることができました。そして、自分の授業と青翔開智が目指している姿がどのように繋がっているかも改めて意識することができました。発表した内容をもとに、今後さらなる授業改善を行い、またどこかで実践発表を行えたらと願っています。」

西谷(国語)「実践発表を終え、学びを通して全ての生徒が本当に成長できているのか、ふりかえりからそれを見とることができているのか、再考する機会となりました。日々のふりかえりを『何のために・どう生かすか』。このことを忘れずに、魅力的な授業作りと有意義なふりかえりの実践を今後も行なっていきたいと思います。」

「未来を創る教育セミナー 2025 in 仙台」
日時:10月18日(土)13:00-17:30
会場:東北学院大学 五橋キャンパス
対象:全国の小・中・高等学校 教職員、全国の教育委員会関係者、教育の情報化を進めたい企業、教職を目指す学生・教職に興味がある方
定員:150名(現地)
▼詳細
https://www.tmc.co.jp/topics/events/edusem2025

【実践事例紹介校】
栗原市立築館小学校、仙台市立黒松小学校、宝仙学園小学校
仙台市立錦ヶ丘中学校、鎌倉市立由比ガ浜中学校、青翔開智中学校・高等学校
宮城県多賀城高等学校、かえつ有明中学校・高等学校、玉川学園中学部・高等部