【授業紹介】中3道徳・社会・美術「鳥取砂丘 砂の美術館」で対話鑑賞とミニ砂像作り体験

11月5日、中学校3年生は鳥取市の「鳥取砂丘 砂の美術館」を訪れ、道徳・社会・美術の3教科にわたる校外学習を行いました。現在、砂の美術館では「砂で世界旅行・日本」をテーマに展示が行われています。それを踏まえ、今回は、地域の文化資源を活用して「郷土文化の理解と創造力の育成」を目的に実施しました。

事前学習では、生徒たちはグループごとに砂像鑑賞に向けた問いを3つずつ立て、「どこに日本らしさを感じるか」「砂という素材にどんな意味があるか」など、鑑賞の視点を準備しました。
当日はその問いを手に、展示作品の前で自由に語り合いながら対話による鑑賞に取り組みました。
作品をただ「見る」のではなく、問いを起点に他者の感じ方と自分の考えを重ねることで、より多角的な理解が生まれました。

続くミニ砂像制作では、生徒一人ひとりがテーマを自由に設定し、個人作品を制作。うさぎや虎、埴輪や塔といった多様なモチーフが並び、制作過程にはそれぞれの想像力とこだわりが表れていました。
砂という素材を通して自身の思いを形にする体験が新鮮だったようです。

参加した生徒からは「問いを持って作品に向き合うことで、深く楽しめて、見えるものが変わった」「自分の発想を形にできたことが嬉しかった」と感想があがり、今回の体験は、地域文化を題材にしながら、感じ・考え・表現する力を育む実践となりました。

▼鳥取砂丘 砂の美術館ホームページはこちら
https://www.sand-museum.jp/