【授業紹介】中学校1年 探究Ⅰ〜高校2年 探究Ⅵ 「探究委員会主催・探究異学年交流」を実施しました【生徒会活動】

11月17日(月)、中学校1年生〜高校2年生は探究Ⅰ〜探究Ⅵの授業を合同として、探究委員会主催の探究異学年交流を実施しました。

青翔開智では中学校1年から高校3年までの6年間を通して、探究の授業を行なっています。(中学校は「総合的な学習の時間」、高等学校は「総合的な探究の時間」)
探究の授業を通じて創造力を養い、鳥取そして世界の課題解決をチームで実行する力を身につけていきます。
今回の探究異学年交流は、探究学習の成果発表の場となる「青開学会」に向けて各学年の生徒が作成しているポスターを使って中間発表を行いました。発表する側・質問する側に分かれ、異学年で探究の過程を共有しました。
少し緊張している様子も見受けられましたが、上級生が下級生に的確なアドバイスをしたり、下級生が上級生に率直に気になった点を質問している様子が見られ、とても有意義な授業になったと思います。

以下 探究委員会委員長からのコメントです。

「今回、初の試みである探究委員会主催の探究異学年交流を全校で行いました。
この企画を実施した経緯としては、昨年度の青開学会で運営指導委員の先生から「ポスター発表でポスターの内容に関して意見や質問をする際に、下級生から上級生へのコメントが少ない」というご意見をいただきました。11月にある中間発表会を複数の学年で行えば、学年を超えたフィードバックの練習ができるので、下級生が上級生に対してコメントや質問をしやすくなるのではないかと考え、今回の探究異学年交流を企画しました。
当日はどの学年もスムーズに発表ができており、短い準備期間の中でもアイデアをしっかりと固めて伝えられていました。またフィードバックの様子については、上級生が発表の中で上手くコミュニケーションを取ることで、下級生がコメントや質問をしやすい雰囲気を作っているという印象でした。下級生から上級生へのフィードバックでは、わからなかったところや難しかったところを素直に聞き、上級生から下級生へのフィードバックでは、発表者が考えを整理できるような質問をしたり、また違った角度からの提案をしたりしている様子が多く見られました。
発表が終わったあとに沈黙になっている様子をほとんど見かけず、他学年同士でも感想をしっかりと伝えられていました。この企画の目的である「下級生から上級生へのコメント・質問を活発にする」に関して、特に中学1年生は「先輩の発表にフィードバックをする」ことへのハードルが下がったのではないかと思います。しかし、何を質問すればいいかがわからず、配布した質問マニュアルを頼りに質問している人も多かったので、今後もこういった機会を設けて、フィードバックの練習の回数を重ねていくことが重要だと感じました。」