卒業生より

Graduates Message

梶田 柊羽

探究は「自分とはいったいなんなのか」を見つけ出す場所

東京農業大学 生物産業学部

梶田 柊羽かじた とわ2020年度卒業 第五期生

探究基礎修了論文テーマ

「食品パッケージに記載されてあるアレルギー欄を画像認識技術で判別することは可能か」

私は今、製菓業界を牽引できるような人材になるために、東京農業大学・北海道オホーツクキャンパスで食・香・粧の3つの学問を学んでいます。大学に進学して改めて、青翔開智で経験した6年間がどれだけ大きなものだったのかに気づかされました。

元々、中学生までは夢も曖昧で、さらには自分は大学に行けるのだろうかなどとも思っていたくらいで、自分の将来のことを有耶無耶にしていました。そんな中、高校2年生の時にFOCUSというイベントに参加したことが大きな転機となり、さまざまなことが変わっていきました。目指すべき道の発見、新しい人や価値観との出会い、そしてなにより、たくさんの刺激をもらいました。そこからは「食」について、特に自分自身が抱える問題とも重なる「食品アレルギー」に重きを置いて探究しました。私にとって探究とは、「自分とはいったいなんなのか」その根底を見つけ出す場所だったと思います。最後の学園祭では、アレルゲンフリーのパンを鳥取のパン屋「スペイン石窯ボノス」さんと共同開発したことも良い思い出です。

網走での生活は毎日が新しいことだらけで楽しいです!普段の授業では畑でハーブを育てたり、パンを作ったり。座学では食に関することや、香りの基礎知識などを学んでいます。大学以外の面ではホタテ漁のアルバイトやさまざまな野菜農家の収穫など、貴重な一次産業のアルバイトも経験できます。そして食べ物が美味しいです!

青翔開智での探究、共に学んだ同級生、最高の先生方、特に探究や進路の手助けをしてくださった織田澤校長、その全てがきっかけでこの場所にいると思っています。本当に充実していた6年間だった!と今も思います。

*「全国高校生SRサミットFOCUS」国際貢献や地域貢献活動を発展・継続させていく為に全国から集まった参加校の実践を共有するイベント