探究を通して自分自身と向き合う

私は現在、教育学・社会学の観点から、地域で暮らす人々を支援する方法について学んでいます。現在の進路を決める上で、探究を通して「自分自身と向き合った経験」が大きな足掛かりとなっていたように感じます。

私は個人探究で、「教育機会不平等是正における社会関係資本の効果」について研究を行いました。その過程では、教育関係の文献を山のように読み、教育機会不平等の是正を実現するための試行のひとつとして「小学生の学習支援」や「オンライン英語教室」を仲間と共に主催するなど課外活動も実践しました。こうした探究のプロセスが「私の興味・関心はどこへ向いているのか」「自分の将来のビジョンをどのように描くか」といった問いに対する答えを明確にしてくれました。実際に、私は探究で出会った文献の一つに影響を受け、その文献を執筆した教授から学ぶために現在の進路を決定しました。

情報検索や論文の執筆方法といった、探究の授業で学ぶ技法がいかに役立つものであるかということを大学に入って実感することはもちろん多いのですが、それと同じくらい、探究を通して自分自身と向き合った経験が、非常に貴重なものであったと感じる機会も多くあります。

大学での学びは、時に要求されるレベルの高さに圧倒されますが、自分の興味・関心分野ということもあり、非常に刺激的で、充実しています。今後も青翔開智での経験を糧に、日々勉学に励んでいきたいと思います。