卒業生より

Graduates Message

田口 響生

エラーを楽観的に受け入れ成長を続ける

東京大学 経済学部

田口 響生たぐち ひびき2020年度卒業 第五期生

探究基礎修了論文テーマ

「ブロックチェーン技術を用いてガーナ固有の流通形態を高度化することは可能か」

私は「探究学習に力を入れている!」「一人1台iPadが持てる!」といった先進的そうでキャッチーなフレーズに惹かれて、青翔開智高校に入学しました。探究学習やiPadの活用は確かに青翔開智の強みです。課題設定や解決方法の構想、プレゼンテーション能力、自分の実践に対する評価や軌道修正といったフィードバックの方法など、他の高校ではなかなか身につけられないスキルを、青翔開智では実践しながら身につけることができました。

しかし私は、どんな挑戦でも肯定し全力で応援してくださった先生方や、探究学習や課外活動への積極的な参加を通して各々の道を突き進む同級生の存在が、最も自分を成長させてくれたと感じています。青翔開智では何度でも挑戦し、失敗することができます。授業や課外活動の中に、何度でも挑戦できる機会や環境が整っていることも理由のひとつですが、なにより生徒はもちろん、先生や学校自体もトライアル・アンド・エラーを繰り返し、常に改善と成長を続けています。

高校2年生の個人探究では、短期留学先であるガーナ固有の流通形態に着目しブロックチェーン技術を用いて高度化することを試みました。その経験をもとに、経済学をより深く学びたいと思い現在の進路を決定しました。

私は今、新しい環境で色々なところに首を突っ込み、その度にエラーを出している状態です。しかし、新しいことに挑戦してはつまずき、その度に先生や友人に助けてもらいながらやり切れた青翔開智での経験のおかげで、楽観的にエラーを受け入れ自分の考えや行動に修正をかけることができています。これからもたくさん失敗し、成長を続けていきたいと思います。