各教科紹介
Subjects
探究を支える教科ガイド
あらゆる学びは探究基礎とつながっています。すべての教科において、アクティブラーニングを通して課題を発見し、情報を取捨選択しながらアイデアを創造し、表現する21世紀型スキルを養います。
授業の特色
ICT利活用で理解をサポート
教員が独自に作成した教材等をプロジェクターで投影し、写真や映像を混じえた視覚的な授業を展開します。生徒は全員iPadを一人一台持ち活用。学習を補助し、協働的な学びを促すツールのひとつであり、どの教科の授業でも使用します。こうしたICT機器の活用により、知識習得や理解を効率的にすすめ、探究的な活動の時間に充当しています。
共に成長し合うチームで学ぶ
新しい学習指導要領で求められている「他者と協力して課題を解決する力」を養うため、ディスカッションやディベートなどのグループワークを多く取り入れています。他者の意見に耳を傾け共感し、自らの考えを内省する態度と、自分の考えを明確に発信する力を養います。
グループ活動を通して自分の得意分野に気づいたり、クラスメイトの助言や視点を取り入れてビジョンを共有し実行したりすることで、共に成長し合うチームを形成します。
教室の枠を超えて学びを深める
青翔開智の授業は教室だけにとどまりません。特別教室で実験や実習をしたり、ラーニングセンターで図書資料や情報を読み解いたりと、さまざまな場所と方法で「本物の実感がある学び」を大切にしています。また、外部講師を招いての実践的なワークショップや特別講座、生徒自ら校外へフィールドワークへ出かけることも活発に行われています。
さらに、プレゼンテーションルームで授業の成果を発表したり、演劇の形式をとって表現をしたりする機会が多いのも特徴です。こうした体験・体感型の学習や、発展的な学びを促す表現活動は、通常の座学との相乗効果を生み、生徒の知的好奇心を満たします。
国語科
言葉を紡ぐ 世界を編む
青翔開智の国語科は
○豊かな語彙を身につけ、適切に言葉を選び、自らの主張や感情をわかりやすく他者に伝える。
○幅広い文章に触れ、深く共感し豊かに想像する力と、批判的に考察する力を身につける。
を目標としています。
授業の形態・教材の特色
- 中学では家庭学習教材と朝読書や小テストを連携させ、学習する習慣を養う。
- 新聞や図書などの情報を活用した探究的な学習では、学習したものをプレゼンテーションやポスター制作など、様々なかたちで表現する活動を行う。
行事・資格検定など
- ビブリオバトル(中1~高1)
- 読書感想文/読書体験記(中1~高2)
- 百人一首(中1・中2)
- ディベート
- 新書のブックレポート(高2)
- 漢字検定の受検推奨
社会科
世界の「今」がわかる、物事の「真」を考える、未来の「先」をよむ
青翔開智の社会科は
○地/歴/公の学びを通して、
世界の「今」を理解し、説明できる
○事象を多面/多層的に考察し、
物事の「真」を考え、大切にできる
○過去/現在の積み重ねから、
未来の「先」をよみ、行動できる
を目標としています。
授業の形態・教材の特色
- 新聞・図録・映画などの様々な資料を用いて現代社会と未来社会をよみ解く
- 歴史紹介動画の制作やジオラマ制作など、学んだことを手を動かし立体的に表現する(中学地歴)
- 映画/史料の読み解き・文献調査・ディスカッションを経て、自らの意見をレポートに執筆する(高校歴史)
行事・資格検定など
- 埋蔵文化財センター土器見学(中1)
- 裁判所見学(中3)
- 租税教室(中3)
- 偉人総選挙(中3)
- 貿易ゲーム(中3/英語・国語との教科横断授業)
- エコノミクス甲子園出場サポート(高1・高2/希望者)
- ニュース検定サポート(中1~高3/希望者)
数学科
数学を「使える」人を育てる
青翔開智の数学科は
○数量や図形などに関する基礎的な概念や原理・原則を協働しながら習得する
○事象を数学的に考察したり、表現・処理したりする技能を身につける
○統計データの活用方法を身につけ、データを用いて課題を解決できるようになる
を目標としています。
授業の形態・教材の特色
- AI(人工知能)型タブレット教材を活用した個別最適化学習により数学の基礎・基本を徹底的に演習
- 本校オリジナル授業「統計学」においてデータの活用方法を基礎から学習
- パソコンを用いた実践的なプログラミング学習
行事・資格検定など
- 統計検定サポート(中1~高3/希望者)
- 日本ジュニア数学オリンピックへの参加サポート(中1~中3/希望者)
- プログラミング講座(中1~高3/希望者)
理科
理科の見方・考え方を働かせ、科学的に探究する資質・能力を身に付ける。
青翔開智の理科は
○自然の事物・現象についての理解を深め、科学的に探究するために必要な観察、実験などに関する技能を身に付ける。
○見通しをもって観察、実験などを行い、科学的に探究する力を養う。
○広い視野をもって身の回りの事象に主体的に関わり、科学的に探究しようとする態度を養う。
を目標としています。
授業の形態・教材の特色
- 生物・化学室、物理・地学室の2つの特別教室を活用し、実験・観察など実物に即した授業を展開。
- 資料活用する探究的な活動、ディスカッション、観察・実験等を、活動内容に合わせた場所で実施する。身の回りの事象を取り扱い、科学的な根拠に基づいて多面的に捉え、総合的に判断しようとする態度を育成する。
行事・資格検定など
- 科学の甲子園ジュニア出場サポート(中1~中2/希望者)
- 科学の甲子園出場サポート(高1~高2/希望者)
- 避難計画作成等の防災教育(中1・高1)
- 生態系調査等の野外フィールドワーク(中3・高2)
- データの収集と機械学習の体験(高1)
英語科
Beyond the classroom, empathize with the world! 教室を超えて、世界と共感しよう
青翔開智の英語科は
Capacity, Knowledge, Mind
○英語に共感する力、英語で共感する力を育成する(Capacity)。
○4技能とそれを支える語彙・文法・文化理解を育成する(Knowledge)。
○自らの「今」と「将来」を世界的視野で捉える力を育成する(Mind)。
を目標としています。
授業の形態・教材の特色
- 習熟度別クラス編成
- NLT(ネイティブ・ランゲッジ・ティーチャー)との協働授業(全学年)
- オリジナル発音教材使用(中1)
- ケンブリッジ大学出版教材使用(中3~高2)
- 海外大進学希望者サポート(IELTS等の対策サポート)
- 予備校連携授業(国公立・難関大対策授業・高3)
行事・資格検定など
- 英語検定・IELTSほか各種検定サポート(全学年)
- イングリッシュキャンプin 京都/ in 鳥取(年2回/希望者)
- グローバルリーダーズキャンパス(スタンフォード大学遠隔授業サポート&ホスト校/希望者)
- 海外研修旅行(アート思考研修・高1)
- 探究的なスキルを養う図書館利用学習(全学年)
- ※オックスフォード大学出版書評大会(Oxford Big Read 2018中学生部門 最優秀賞受賞)
- ※株式会社スターバックスによる出張授業
- ※教科横断型授業、学年横断型授業
- ほか多数
- オンライン・スピーキング・トレーニング(中1~高2)
- 各種英語スピーチコンテスト出場サポート
- 各種留学プログラム紹介と応募サポート
保健体育科
健康で豊かなスポーツライフの実現
青翔開智の保健体育科は
○運動や健康について、自他や社会の課題を発見し、合理的・計画的な解決に向けて思考し判断するとともに、他者に伝える力を養う。
○生涯にわたって継続して運動に親しむとともに、心身の健康を保持増進し、明るく豊かな生活を営む態度を養う。
を目標としています。
授業の形態・教材の特色
- 体育実技は全学年とも、男女別の授業を実施。保健は男女共修。
- 球技種目のゲームを動画分析。(中1~高2)
- スポーツと経済:地元Jクラブチーム「ガイナーレ鳥取」と連携し、スポーツを通して地域活性化を考える(高1)
- 生涯スポーツ:「生徒主催の高齢者へのストレッチorヨガ教室」を開催(高2)
行事・資格検定など
- 体育委員会主催の体育祭(全校)
- 鳥取県立鳥取盲学校と合同フロアバレー(中1/道徳の授業と連動)
- 車椅子バスケットボールの体験(中1/道徳の授業と連動)
- 講師を招いて「性感染症」・「デートDV」についての講演会(高1・高2)
芸術科
様々な芸術に触れ感性を豊かにし自分の内面を発信する
青翔開智の芸術科は
○表現や鑑賞、創作などの幅広い活動を通して芸術に対する親しみや喜びの心情を育て、感性を豊かにすることで芸術への情操を深める。
を目標としています。
授業の形態・教材の特色
- 音楽は鑑賞・演奏・歌唱・創作の基礎を学びながら、音楽制作といった発展的な内容まで学習します。音楽を通して自律心やチーム作りを学ぶことを特徴としています。
- 美術は鑑賞と創作活動をバランスよく取り入れながら生徒たちの美的感性を育みます。外部の専門家と活動することもあり、学内にとどまらずアート活動を積極的に学びます。
行事・資格検定など
- 防災ポスターコンクール応募(中3)
- 芸術家とコラボレーションしたアート制作(高1)
- 地元の歴史的施設を活用したアート体験(高1)
技術家庭科
社会生活をデザインする
青翔開智の技術・家庭科は
○創造することの楽しさを知り、技術的な物の見方・考え方を身に着ける。
○実践的、体験的な活動を通して社会生活をより良くしようとする主体的な態度を育成する。
を目標としています。
授業の形態・教材の特色
- 技術は「材料加工」「エネルギー変換」「生物育成」「情報」の4領域を扱います。各領域の課題をみつけ、ものづくりを通して課題を解決する実践的なアプローチに挑戦します。
- 家庭科は「家族・家庭と子ども」「食生活」「衣生活・住生活」「消費生活」の4領域を扱います。実生活に必要な知識や技能を実習を通じて学んでいきます。
行事・資格検定など
- プログラミングキャンプ(中1~中3)
情報科
高度に情報化されていく社会のなかで、主体的に考え、情報社会の発展に積極的に寄与するための力を養う
青翔開智の情報科は
○情報と情報技術の持つ役割や影響を理解し、情報を適切に収集・分析する力を養う
○情報機器や情報通信技術を効果的に活用するための知識と技能を習得する
を目標としています。
授業の形態・教材の特色
- 他教科との積極的な連携をする中で、身につけた情報技術を実践する。
(例)プログラミング言語(Python)とGoogleスプレッドシートの扱い方を学んだ上で、数学Ⅰで学習した統計の内容と組み合わせる。これによって、様々なデータを統計的に処理し、課題発見する力を養う。 - 成績評価はレポートと課題によって行う。レポート・課題の内容は、授業内で身につけた知識をどのように使用するかを問うものが中心である。
行事・資格検定など
- ITパスポート試験推奨(希望者)
- 情報セキュリティマネジメント試験推奨(希望者)
- P検推奨(ICTプロフィシエンシー検定試験・希望者)
道徳
世界との共成を目標とした価値観の養成と道徳的実践力の育成
青翔開智の道徳は
○様々な人権問題について深く学び
道徳的価値観を広げ、それに基づいた生き方についての自覚を深化させる。
○多様性教育を通し
適切な他者受容・自己受容につなげ自己肯定感を育む。
○様々な交流事業を通して
多角的な道徳的理解を基礎とした実践力を育成する。
を目標としています。
授業の形態・教材の特色
- 鳥取県の「各人権課題に関する参考資料」を中心として個別の人権問題をテーマとして扱う。
- グループ活動、ポスターセッション、作文など、様々な形で自分の価値観を表現・共有し合うとともに、学校交流や社会交流を通して価値観を広げ、道徳的実践力を育成する。
- 2018年度から鳥取県社会福祉協議会より「ともに生きる福祉学習推進事業」指定校に。
行事・資格検定など
- 手話教育・鳥取県立聾学校交流(中1)
- 盲教育・鳥取県立盲学校交流(中1)
- 高齢者疑似体験・車椅子バスケットボール体験(中1体育との合同実施)
- ユニバーサルデザイン体験(中1)
- LGBT講演会(中2)
- ハンセン病講演会(中3)
- 2018年度から鳥取県社会福祉協議会より福祉教育の推進に理解ある学校として「ともに生きる福祉学習推進事業」指定校に指定。