【スリランカからの留学生 サンドゥニさん最終日】
文部科学省補助事業「アジア高校生架け橋プロジェクト」を通じて、スリランカから青翔開智に留学してきたサンドゥニ・ウィージーコーンさんの送別会が10日(水)に行われました。
サンドゥニさんは2020年11月に青翔開智に来て、高校1年生と共に過ごしてきました。スリランカですでに日本語を学んできており、当初からかなり日本語を理解していたサンドゥニさん。毎日笑顔で学校に登校し、「もっと日本語勉強したい。友達と話したい!」と積極的にコミュニケーションを取っていました。帰国が間近になると毎日のように「帰りたくない。もっといたい。」と泣いてしまい、クラスメイトが慰める日々でした。
最後の日は、いい思い出を作ってもらうために高1の有志がドッヂボール大会を企画。今回はサンドゥニさん特別ルールで行いました。ずばり「サンドゥニは勝っている方のチームに移動できる(=絶対優勝できる)」というもの。もちろん、見事に優勝しました。
ドッヂボールが終わると中1から高2までが見守るなか、ラーニングセンターでセレモニーが行われました。
高1有志のメンバーは、手作りの思い出アルバムも作っており、サンドゥニさんに思いを込めて手渡しました。ですが、涙なしには手渡せません。
その後はサンドゥニさんから高1に向けてサプライズの「青翔開智の思い出Movie」が披露されて、それを見ながら高1生はまた号泣。
コロナ禍の中で、日本に来る前からPCR検査や2週間の自主隔離、日本に来た後も同様の措置を講じる必要がありました。それでも日本に来たいと強い希望を持って来てくれたサンドゥニさんに感謝しています。離れていても、今はインターネットで繋がれる時代です。でも画面越しではなく、いつかまたきっと会える日が来ると信じています。
最後に、コロナ禍の時代にこうした留学を実施するということは本当に大変だったと思います。アジア高校生架け橋プロジェクトの関係者の方々、またホストファミリーの方には心から感謝申し上げます。ありがとうございました。