【中3・自然研修】八東ふる里の森でSDGs体験!

連休前日の4月28日(水)、鳥取県内のさまざまな場所で学年別の研修を行いました。学年ごとに様子を紹介しています。
中1&高1:デザイン思考を学ぶIDEA Camp@青翔開智
中2:自然研修@岩美町 浦富海岸
中3:SDGsを学ぶ自然研修@八東ふる里の森
高2:アート研修@植田正治写真美術館・鳥取砂丘ほか
高3:探究論文執筆研修@隼Lab.


中学校3年生の探究では「鳥取の社会課題を解決してSDGsに貢献しよう」をテーマにSDGsの理解からチームでの課題発見と解決に取り組んでいきます。今回の研修では八頭町の「八東ふる里の森」で自然と共生していくことについて、座学・フィールドワーク・アクティビティと5感をフルに活かして学びました。

八東ふる里の森は八頭町扇野山標高800mにあり、行きのバス内では生徒たちから「スマホの電波が入らない!」と悲鳴が。普段iPadを使いこなすデジタルネイティブの生徒たちにとってインターネットは日常生活にあって当たり前のものになっています。ですがブナの原生林に囲まれるこの環境では、スマートフォンやiPadと少し距離を置きプチデジタル・デトックスになりました。

午前中は鳥取環境大学 甲田先生による「SDGsと自然との共生」について特別レクチャ―のあと、高田館長の説明を聞きながらブナの原生林を散策しました。フィールドワークの後は待ちに待ったお昼ご飯。八東ふる里の森特製のお弁当箱はここで余った木の端材をリサイクルされたものでお土産としていただきました。

「八東ふる里の森」の刻印の入った特製のお弁当箱

お昼を食べたあとは植樹体験とアクテビティをしました。慣れない手付きでしたがスコップや鍬を使ってブナの苗木を植えました。ブナの成長速度は非常にゆっくりですが、樹齢400年になるものも。生徒たちが30歳になるころには植えたブナたちも数十メートルの若木になっているそうです。

「森の女王」と呼ばれるブナの木
大きいもので30mくらいになるものも

その後はそれぞれ選択したヤマメの渓流釣りと間伐材を使ったお箸つくり体験をしました。お箸チームが鉋で木を削っている頃、渓流釣りチームは大苦戦でした。すぐそこにヤマメが見えているのになかなか餌に食いつかず最終的に手づかみを試みる生徒も。最後は鳥取出身のイラストレーターの伊吹春香さんと一緒にアート体験。それぞれ思い思いの植物を手にロッジの壁をデコレーションしました。

自然豊かな鳥取ですが、普段の生活の中で自然とともに生きていることを意識することはあまり多くはないかもしれません。雄大な自然にふれることで自然との持続可能でより良い関わり方を考えるきっかけになってくれれば嬉しいです。

▼八東ふる里の森ホームページはこちら
https://www.hattofurusato.com

▼Yahoo!ニュースはこちら(配信元は日本海テレビ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/caa73734317556349c6576ac044ae10f4a665083