【SSH】中2〜高1プログラミングキャンプ開催!

プログラミングキャンプはスーパーサイエンスハイスクール事業の一環で、毎年開催。
学年別のミッションに取り組んでいます。
今年度は、中2、3、高1の3学年で実施しました。

中2は、Swift Playgroundsというアプリを使い、自分のiPad内に鳥取の魅力を伝えるオリジナルカメラを作成しました。Swiftとは、iOSアプリを作成するためのプログラミング言語です。Playgroundsのアプリを使えば、Swiftのコードをどのように組んでいくか、チュートリアルを見ながら学ぶことができます。

生徒たちはそれぞれ、自分たちの好きなものと鳥取の魅力を掛け合わせた個性あふれるアプリを作成しました。アプリの中では、画像のフレームや、スタンプなどを自分好みにアレンジできます。鳥取ならではのキャラクターや、らっきょうや梨をモチーフにしたカメラなどが生まれました。

中3は、micro:bitを使ったデバイス作成を行いました。micro:bitは、教育向けのマイコンボードで、ユーザーが動作をプログラミングできる25個のLEDと2個のボタンスイッチ、センサーなどを搭載したツールです。
今回は、「視覚障がい者の方がより快適な学校生活を過ごすためのユニバーサルデザインのデバイスを創作する」という目標のもと、グループでデバイス作成を行いました。
まずは、色覚に特性がある人にはどのような世界が見えているのか教えてくれるアプリを使うなどして、視覚障がいの方が感じている世界に共感していきながら、課題を見つけていきました。
生徒たちも初めてのmicro:bitは楽しかったようで「プログラミングのバグを見つけるのが大変だったけどやりがいがあった」と答えてくれました。
中3の代表発表は「全盲だと階段にも気づかないはず。登り階段があるのか下り階段があるのか近づいたら音を出して教えてくれるデバイス」などが提案されました。

高1は、画像認識AIの活用方法を学びました。AIに画像を学習させることによって、さまざまなものを見分けることができるようになります。
その見分ける力を活用したサービスのプロトタイプを作成していきました。特に高校1年生は、「情報」や「探究基礎」、今年度から始まった「STEAM」の授業で学んでいることを生かしながら、グループで課題解決に取り組みました。

代表発表では、「どんな系統のファッションを着ているかがわかる」ものや、「どのキャラクターに近いかわかる」AIを幼稚園や保育園に提案する内容などユニークな発表となりました。それぞれ今後の展望として、人口減少の課題解決を行う探究基礎の授業につながる内容となったようです。

Zoomを使った全校での代表発表となった2日目は、学校の終業式でもありました。
今回の学びを2学期以降の授業に生かせたらと決意を新たにしたようです。