【授業紹介】中1現代文・辞書はあなたの相談相手

中学校1年生の現代文において「辞書はあなたの相談相手」と題し、 特定の言葉について複数の辞書から意味を調べて比較・検討する授業を行いました。
導入では、ルーブリックを参照しながら本単元で身につける目標について確認した上で、 「花」という言葉について複数の辞書から意味を調べて比較・検討しました。
「詳しいか」「納得できたか」という基準で、複数の辞書の記述を評価しました。
生徒たちは1つの言葉をある辞書で調べただけでも複数の意味が出てくること、 同じ言葉を調べたにも関わらず辞書によっては全く違う表現がされていることに気づくことができました。
次の授業では、教員が提示した4つの楽曲の中からひとつを選び、その歌詞から自分に馴染みのない言葉を選んで、複数の辞書で意味を調べて比べる活動をしました。
これらの活動は、1つの言葉について理解を深めるにとどまらず、 複数の情報媒体から同じことばを調べ取捨選択する能力をつけることをねらいとしています。
印刷媒体の国語辞典のほかに、辞書・事典類のオンラインデータベース「ジャパンナレッジSchool」のコンテンツも活用しました。
自分が「最も文脈に即していて納得できる」と思った意味を辞書から選び取ることで、歌詞の理解・解釈の変容にもつながりました。 (担当:金田・吉田)