【授業紹介】高3世界史・日本史 絵画作品から「学ぶ・感じる・考える」フランス革命 『対話型鑑賞』

6/6(火)の高3の授業では、世界史演習と日本史演習合同で『絵画作品から「学ぶ・感じる・考える」フランス革命「対話型鑑賞」』を実施しました。
特別講師として、山口大学 人文学部の竹中 幸史教授をお招きしました。
グループごとに課題として提示された絵画作品と向き合い、絵画の作者たちが伝えたい想いや当時の歴史的背景など多角的な視点から考え、対話を繰り広げました。
グループでの対話では、iPadを活用して絵画作品の細かな描写に目を向け、教科書内容の知識を超えた気づきも飛び出し、学びにあふれた時間となりました。
これまで培ってきた「好奇心」と「探究心」を最大限に発揮し、絵画の魅力と奥深さをを生徒一人ひとりが感じることができたようでした。

【参加生徒の感想】
・同じ絵画を見ても、時代背景を知ってから見ると感じ方が変わるのが面白かった。絵画を通じて時代背景を理解すると、当時の価値観などが視覚的に分かった。絵画からどのようなメッセージを与えたいのかというものが明確にある中で描かれていたのがすごいと思った。
・絵画からわかる情報だけでも、描かれた背景がかなり推測できるが、やはり歴史的知識がベースにあると、もっと多角的な視点から絵画を見ることができるなと感じたので、歴史を学ぶことに対する意欲が高まった。
・絵を見る視点が大きく変わりました。絵だけではなくて日常生活の中のあらゆる場面でこの考え方が応用できそうだと思いました。本当に楽しかったです。
・絵画も歴史も奥が深くて面白かったです。ますます大学に行きたくなりました。世界史についてもっと話を聞きたいなと思いました。特にフランス革命の時の古代ローマから引き継がれてるものとか歴史の繋がりが気になりました。教科書やインターネットなど歴史を知ることができる手段はすべて人が作ったものだということをちゃんと認識したいと思います。現代社会でもニュースやバラエティの裏を探りながら見たいです。とても興味深い講義でした!ありがとうございました!!

青翔開智中学校・高等学校では、世界史・日本史のみならず、美術や英語にも対話型鑑賞*を取り入れた授業を実践しています。

▼【高1・英語でアート作品の対話型鑑賞】
https://seishokaichi.jp/news/global-education/post-1839/

*アメリカ・ニューヨーク近代美術館のフィリップ・ヤノウィンによって開発された美術の鑑賞法のひとつ。(Visual Thinking Curriculum・VTC/Visual Thinking Strategy・VTS)