【SSH】高1・東京AI研修②
10月30日(月)から11月2日(木)にかけて実施した東京AI研修の3日目と4日目の様子をお届けします。
11月1日(水)、前日にキラキラ橘商店街にフィールドワークに行き、そこで発見した課題に対して解決アイデアを考えていきました。一言で”解決アイデア”といっても、一体誰にとってのアイデアなのか、本当に課題が解決されているのかなど、考えるべきことはたくさんあります。
そこで生徒たちはBalus(バルス)*と呼ばれるアプリを使いながら、集めてきた情報や自分たちの考えを書き起こし、現状や課題の因果関係などを可視化していきました(システム思考)。
各グループを担当するiU*の学生メンターからアドバイスをもらいながら進めていきました。
アイデアが固まるとプロトタイプと呼ばれる解決アイデアを簡単な形にした試作品を作ります。
高校1年生は「テクノロジーを活用した課題解決」に取り組んでいるため、東京AI研修でもテクノロジーを使ってプロトタイプを作ることになります。
これまでプログラミングキャンプやSTEAMの授業で培ってきたスキルを発揮し、micro:bitやcluster、Blenderや画像認識AIなどを使ってプロトタイプを完成させていきました。
11月2日(木)、AI研修最終日はiUの学長と副学長を審査員にお迎えし、プレゼンテーションを行いました。
「昔ながらのおでん屋の魅力を維持するにはどうすべき?」「外国人が駅でコミュニケーションを取れずに迷っていたら?」など、フィールドワークで課題だと感じたことに対して、それぞれが解決アイデアを提案します。その際には前日限られた時間の中で作成に勤しんだプロトタイプも提示しました。
”副会長賞”に輝いたのは「食べ歩きでゴミが多い商店街」に気づいた班です。
誰でも楽しんでゴミを捨てられるユニークなゴミ箱のプロトタイプをBlenderで作成し提案しました。
”会長賞”に輝いたのは「商店街のあちらこちらを通る自転車の危険性」に気づいた班です。皆が自転車専用道路を通れるシステム提案。プロトタイプ作成にはMinecraftを使いました。
会長・副会長からは短時間でのプロトタイプ作成に対するお褒めの言葉と、プレゼンテーションスキルに対するアドバイスをいただきました。
3泊4日の間、ご協力いただいた皆様、本当にお世話になりました。
ここで培ったスキルをまた今後の探究に生かしていきたいと思います。
▼*Balusについてはこちら
https://levii.co.jp/services/balus/
▼*情報経営イノベーション専門職大学(iU)についてはこちら
https://www.i-u.ac.jp/