【高1研修】雨の日をハッピーにする傘の探究(IDEA Camp)
4/25(木)〜4/26(金)にかけて、学年別で研修を行いました。
高校1年生はアイデアソン形式のIDEA Campを実施しました。
アイデアソンとは、「アイデア」と「マラソン」をかけあわせた用語で、特定のテーマについて個人またはグループがブレインストーミングを行い、限られた時間内で生み出されるアイデアを競うものです。
主にIT分野、ビジネスにおいて、新しいアイデアでイノベーションを創出することを目的に行われています。
青翔開智では、「IDEA Camp」を毎年実施しており、その過程には探究の授業で取り組む「デザイン思考」の要素も取り入れています。
本年度の高校1年生のIDEA Campのテーマは『未来の傘 〜IRODORI HAPPY RAINY DAY〜』です。憂鬱になりがちな雨の日。そんな雨の日を明るく彩り、ユーザーがハッピーになれるような傘を考案し提案します。
1日目はアイデア発散。生徒はマインドマップを用いて『傘』『彩り』『テクノロジー』などのワードから連想されるものを広げていき、そこで出てきたワードをマトリクスを用いてアイデアを考えていきました。「雨の日は友達と話す時に、声が聞こえにくい」「鞄が濡れてしまうのを防ぎたい」など、高校生ならではの傘に関する気づきが聞こえてきました。
アイデアを出した後は、プロトタイプ作りを行いました。割り箸や針金を用いて考案した傘の骨組みを再現する班、中学の時に学習したマイクロビットを用いてプログラミングを組む班、実際の傘を用いてパーツを付けていく班、画像認識AIを用いて自分たちの声を学習させる班など、プロトタイプ制作一つ取ってみても実に様々な表現方法が見られました。ここまで学習してきた探究学習の内容を活かそうとしている姿が印象的でした。
2日目は午後のプレゼンに備えて、引き続きプロトタイプ制作・スライド制作です。どのように見せれば自分たちの考えが上手く伝わるか、から考えます。傘に関するストーリーや使用方法に関して動画制作をする班もありました。
また、中学校1年生の発表を聞き、助言を行いました。青翔開智での探究の門をたたき始めたばかりの中1に対して、これまでの探究学習の成果を踏まえつつ、自分たちが率直に感じたことを伝えました。
午後のプレゼンテーションでは、『自分の声に反応して自動で開き、両手が塞がらない傘』『傘の持ち手の部分を外すことで、盗難を防止する傘』『好きな人と相合傘をするときの気まずさを解消するための傘』など、非常にユニークなものがプロトタイプとともに披露され、賞賛や驚きの声、笑い声などが飛び交いながら雰囲気良く進行していきました。
高校1年生の探究のテーマは『人口減少問題をテクノロジーで解決しよう』です。今回の成果を踏まえて探究を行なっていくことを期待しています。
明日は中学校3年生の研修の様子を紹介します!