【授業紹介】中3理科・鳥取県立博物館でフィールドワーク(探究スキルラーニング『Museum』)

先日「第4回 情報活用授業コンクール」で優秀賞を受賞した授業をブラッシュアップして今年度も実践しています。
▼「第4回 情報活用授業コンクール」にて4つの授業が入賞
https://seishokaichi.jp/news/post-18725/

今回は中学校3年 理科 『進化』の一部をご紹介します。
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6月6日(月)、中学校3年生の理科の時間で、鳥取県立博物館へフィールドワークに出かけました。
地球上の生物がどのように進化をしてきたか、を学習している中学校3年生。
「進化」について、自らの興味・関心に応じた問いを立て、その問いに関する情報を収集しまとめていく探究スキルラーニングを行なっています。
「なぜ〇〇という生物は△△なのか?」という問いを個人で掲げ、書籍やWebページ、オンラインデータベースなどの、様々な媒体から情報収集を行なっています。
その情報収集の一環として、鳥取県立博物館を訪問しました。
実際の博物標本から得られる情報、学芸員さんとの対話を通して得られる情報など、進化に関してここでしか得られない情報に触れる貴重な時間となりました。

まずは学芸員さんより「脊椎動物化石からみる生物の進化と多様性」という講演を行なってもらいました。そもそも進化とは何か、進化とは目的があるものなのか、などの基本的な知識から、自然淘汰や性淘汰などの発展的な話などを伺うことができました。生徒は進化という概念をより立体的に捉えられるようになったことと思います。講義の中でも様々な動物の標本や化石などが登場し、「お〜!」「すごい!」などの声が上がり、実物に触れる感動をみんなで味わいました。

続いて、1階の自然展示室を訪れました。そこでは、自身の探究テーマに沿った標本資料の見学や、学芸員さんとの対話を行いました。書籍やWebページでは調べきることができなかった情報に関しても、学芸員さんとの対話を通して多くのヒントを得たようです。さらに、自身のテーマ以外の資料も見学する中で、より興味が広がっていった様子も見られました。

フィールドワークを通して、探究学習において、どのような情報源を活用することができるのか(有用か)、専門の方と対話をすることで多くのヒントが得られることを、体感してくれていたら嬉しいです。
フィールドワークに続く授業では、集めた情報をもとに、各自でポスターにまとめあげ、発表会を実施しました。多様な情報源から集めた知識をもとに、自身の問いに対して答えを導き出し、充実した発表会となりました。(授業担当者:兼重<理科>)

▼YouTubeチャンネルにて授業実践を公開中
【中学理科】第4回 情報活用授業コンクール表彰式にて、実践発表を行いました
https://youtu.be/UHnP49MPuec?si=U4bAqpgrJABkh8L9