【授業紹介】中2・中3 STEAM・地理情報システムGISを使ってみよう!

青翔開智では2022年度より学校設定科目として「STEAM」という授業を行っています。STEAMとはScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の頭文字をとったもので、様々な分野・領域を横断しながら学びを深めていきます。昨年度までは高校1年生のみの実施でしたが、今年度からは中学校1年生から高校1年生までに拡大し、「探究」の授業を補強する表現技法・技術を楽しみながら習得しています。

今回は中学校2年生と中学校3年生を対象に、商圏レポートの作成をテーマにした授業を行いました。
GIS(地理情報システム)を用いて、どのような場所にどのような人が多くいるのかを分析し、そのデータを元に広告戦略を提案することを目指しました。
GISはESRIジャパン株式会社のArcGIS Onlineを用いました。

最初の授業では、GISとは何か、そしてGISを使うことで何がわかるのかを実習を通じて学びました。具体的には、鳥取市内での年代ごとの人口分布や、地価、バス路線、小中学校の校区など、複数のレイヤーを用いてGISの使用方法を確認しました。

次の授業ではレポートの作成を行いました。班ごとに7つの職種に分かれ、それぞれの職種と設定された企業の目標を元に、それを達成するための広告戦略を考えました。

生徒からは、「探究を行う上でペルソナの設定に役立つ」「役立つというより、そもそも触るだけで面白い」といった感想が寄せられました。
GISの実習を通じて、実際のデータを用いた分析の面白さと、その応用可能性を感じてもらえたようです。
今回の授業で学んだ内容は、中学校2年生の探究Ⅱ(「企業の抱える課題を解決しよう」)における職場体験や、中学校3年生の探究Ⅲ(「Well-being(ウェル ビーイング)の実現を目指して身近な社会課題を解決しよう」)におけるターゲット層の策定に役立ててもらいたいと考えています。

次の単元では、micro:bitを用いたセンサとプログラミングの授業を予定しています。今後も、STEAMの授業を通じて、生徒たちが様々な分野での学びを深め、実社会で役立つスキルを身につけていくことを期待しています。
(担当/探究部:池田<社会科>・飯田<数学・情報科>)

▼探究Ⅰ〜探究Ⅵの授業についてはこちら
https://seishokaichi.jp/curriculum/investigative-learning/