【SSH】オーストラリア・アデレード海外研修①現地の高校で課題設定とアイデア創出

10/25(金)~11/2(土)の間、学校代表の高校生5名がオーストラリアのアデレードで研修を行いました。
デザイン思考やシステム思考などの思考法を活用した探究活動で培ったスキルを発揮し、現地の高校・大学・企業と協働しながらテクノロジーを使った課題解決アイデアの提案に取り組むというものです。

活動1日目はアデレード市街で課題発見のためのフィールドワークを行いました。これまで探究の時間などで培ってきた視点を活用し、街の様子を観察。南オーストラリア州立図書館でそれぞれが得た情報を共有後、再び街に繰り出し課題設定を明確化するために現地の人へインタビューを行うなど積極的に活動しました。
活動2日目には今回の活動拠点となるAustralian Science and Mathematics School(通称ASMS)で課題設定とプロトタイプ考案のためのアイデア出しを行いました。
ASMSは大学や企業に隣接しており、特に数学と科学の分野に特化した最先端の教育を行っている現地の高校です。
学校での活動初日のこの日は開かれた教室や3Dプリンターなど最先端の器具が豊富に揃った施設を見学後、現地の教員から課題設定や解決に向けたデザインをする際の考え方のレクチャーを受けました。
その後は、グループに分かれ課題設定のディスカッションを行いました。
現地の教員へも課題設定に関する考えを英語でシェアすることで使えそうなテクノロジーのアドバイスや課題解決アイデアの具現化に向けたヒントを与えてもらいました。
生徒たちはこの後、課題解決策の試作品を考案し、大学や企業の訪問でアイデアのブラッシュアップを行い、自分たちの課題解決案についてプレゼンテーションを行います。

【青翔開智のSSH事業】
青翔開智中学校・高等学校では、文部科学省から指定を受け(SSH)、デザイン思考やシステム思考などの思考法を活用した探究活動の研究開発を行っています。これらの思考法活用によって、解決すべき問題を論理的・客観的に分析し、創造的に課題解決できる資質・能力の育成を目指しています。「SSHオーストラリア海外研修」はこれらの資質・能力を育む実践的な活動として開発・実施をしています。