【SSH】オーストラリア・アデレード海外研修②フリンダース大学トンズリーキャンパスと隣接企業を訪問
10/25(金)~11/2(土)の間、学校代表の高校生5名がオーストラリアのアデレードで研修を行いました。
デザイン思考やシステム思考などの思考法を活用した探究活動で培ったスキルを発揮し、現地の高校・大学・企業と協働しながらテクノロジーを使った課題解決アイデアの提案に取り組むというものです。
活動3日目は前日にもらったアドバイスを参考にしながら、それぞれが立てた課題を解決するためのプロトタイプをグループで考え始めました。
設定した課題は、スーパーマーケットの中の商品陳列に関することや、一般の道路でよく使われている電動スクーターに関すること。フィールドワークを行う中で発見した街中の違和感を課題に絞り込み、アイデアを具現化させていきます。
午前中は現地高校生とアイデアについて共有。
Australian Science and Mathematics School(通称ASMS)に所属する高校生はそれぞれがテーマをもって課題研究を行っており、双方のプロジェククトを共有する良い機会となりました。
午後には現地大学生に対してプロトタイプのアイデアを共有する時間もあり、様々な観点からフィードバックを貰うことができました。
活動4日目はフリンダース大学(Flinders University)トンズリーキャンパスを訪問しました。
フリンダース大学は南オーストラリア州の州都アデレードに位置する公立大学で、1966年に設立された歴史ある大学です。
トンズリーキャンパスは理系学部のキャンパスで、数多くのスタートアップ企業が併設されているのが大きな特徴です。研究を行う学生はいつでも実際の企業で活用されているテクノロジーについて触れ、学ぶ機会がありインターンシップも充実しています。
今回生徒たちは隣接されている企業の1つであるSAGE Automationを訪問。エンジニアリングおよびテクノロジーソリューションを提供する企業で、AI技術など日々革新されていく中でどのようにテクノロジーが活用されているかを学ぶ機会となりました。
また大学キャンパスでは学生が研究しているプレゼンテーションを聴講しました。風力発電についてかなり高度な内容でしたが、自分たちのプレゼンテーションに向けて学びになることも多かったはずです。
午後はASMSでプロトタイプ作成など翌日のプレゼンテーションに向けての準備を進めました。良い刺激・学びを得ながら着実に成長しています。
【青翔開智のSSH事業】
青翔開智中学校・高等学校では、文部科学省から指定を受け(SSH)、デザイン思考やシステム思考などの思考法を活用した探究活動の研究開発を行っています。これらの思考法活用によって、解決すべき問題を論理的・客観的に分析し、創造的に課題解決できる資質・能力の育成を目指しています。「SSHオーストラリア海外研修」はこれらの資質・能力を育む実践的な活動として開発・実施をしています。
▼1日目・2日目の様子はこちら
【SSH】オーストラリア・アデレード海外研修①現地の高校で課題設定とアイデア創出
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