【進路支援】「自己調整学習」の支援【1】〜主体的・対話的で深い学び、個別最適な学びの実現をめざして〜
本校の進路支援部では自己調整学習ツールを使い、生徒の自主的な学習をサポートしています。今回はその取り組みの一部を紹介したいと思います。
自己調整学習(Self-Regulated Learning)とは、学習者(生徒)が自分自身で目標を設定し、その実現のために計画・実行・振り返りのサイクルを繰り返し、学びを成長させて行くための学習方法です。教員や周囲の助けを借りながら、あくまでも学習者本人が学びを調整していくことで、主体性や責任感を育みます。本校では生徒全員が自己調整学習を行いながら、勉強を進めていけるように日々サポートしています。
本校では昨年度、英語検定や数学検定に向けて生徒が自ら立てた目標級への到達を目指して自己調整学習を進められるように開発したサポートツールや、各学年や各教科でGoogleスプレッドシートなどを使った自己調整学習ツールを用いて生徒に自己調整を促してきました。
今年度は青翔開智が目指す自己調整とはなにか教職員間で共通認識を持てるように自己調整学習のガイドブック*を作成し、3~4月に教職員にガイダンスを行いました。ガイダンスは以下の内容を中心に行いました。
【青翔開智としての自己調整学習の位置づけ】
①学習プロセスの言語化
②学校として統一の型
③エビデンス
④学習評価(主体的に学ぶ態度)にも応用
ガイダンスを行ったことにより、教職員間で自己調整学習のメリットについて共通認識を持つことができました。本校ではこのように自己調整学習の取り組みについて生徒により良いツールを提供できるよう協議を重ねています。
次回の投稿では今年度実際に実施した教科での自己調整学習の取り組みについて紹介していきたいと思います。
▼昨年度の取り組みはこちら
【進路支援】「自己調整学習」の支援【前編】〜主体的・対話的で深い学び、個別最適な学びの実現をめざして〜
https://seishokaichi.jp/news/career/post-15590/
【進路支援】「自己調整学習」の支援【後編】〜主体的・対話的で深い学び、個別最適な学びの実現をめざして〜
https://seishokaichi.jp/news/career/post-15595/
*本投稿の画像は青翔開智中学校・高等学校 進路支援部発行の「自己調整学習ガイドブック」より一部を抜粋したものです。


