【祝】令和7年度「学習デジタル教材コンクール」にて「日本教育新聞社賞」「佳作」を受賞!

『令和7年度学習デジタル教材コンクール(主催:公益財団法人学習情報研究センター)』において、理科・岸田卓の授業実践が「日本教育新聞社賞」を受賞しました!
また、社会科・池田 夏暉の授業実践が「佳作」となりました!

<受賞結果・学年・教科・概要>
【日本教育新聞社賞】中2・理科
「Pythonパッケージ Kishou Scrape Draw」
中学校2年生の理科「気象とその変化」の単元で活用することを想定した教材です。
気象庁ホームページから自動的に天気図や気象データを取得し、グラフやPDF にまとめる教育向けPython パッケージを開発しました。
1日の気象要素の変化を取得・グラフ化する機能、天気図の画像を取得・トリミングする機能、それらを統合したPDF の生成する機能、クラス全員分の観測所と日付の情報が格納されたCSV を用いて全員分のPDF を1 枚にまとめて出力する機能の4つを搭載しています。
グラフの作成の仕方やグラフや天気図を用いた時間的・空間的な視点で気象について考える理科の授業支援に活用することができます。また授業内で生徒が使うことでプログラミングに触れることができる利点もあります。

【佳作】高2・社会(日本史探究)
「様々な武将の視点で戦を体験!VR関ヶ原の戦いの1日!」
高校2年生の日本史探究で活用することを想定した教材です。
歴史の教科書では合戦の様子は真上から見た視点になっていますが、実際の戦場では、山の高低差や、川、兵士たちなど、様々な状況が重なりそれぞれの視点があります。この教材は、実際の関ヶ原の地形から、それぞれの武将からどのように戦況が見えていたのかを体験し、歴史のおける戦を上からだけでなく立体的にみることで学びを深めようという教材です。3DCG制作ツールBlenderのGIS機能を用いて、関ヶ原の地形を1/10のスケールで再現し、ゲームエンジンのUnityを用いてVRプラットフォーム”Cluster”にアップロードしました。ワールド内では関ヶ原の主要な時間帯の陣形に兵士たちが並び、それぞれの場所に生徒たちが訪れ、互いの武将の視点からは戦況がどう見えているのかを紹介し合う、という合戦の新しい授業を提案しています。

なお、本コンクールの表彰式は、今夏8/4(月)に開催される「未来の学習コンテンツEX2025」の中で行われる予定です。


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令和7年度「学習デジタル教材コンクール」受賞者発表!