【授業紹介】中1理科・鳥取県立博物館 出前授業「学芸員として、生物標本の紹介をしよう!〜青翔開智Museum〜」を実施しました

9月24日(火)、中学校1年生の理科の授業にて、鳥取県立博物館の一澤 圭学芸員をお招きし、出前授業を実施しました。

今回の授業は「あなたは青翔開智Museumの学芸員です。大好きな生物の標本の前で来場者に向けて解説を行い、来場者からの問いにも答えてください」という設定のもとで、生物の生態に関する探究活動を行いました。

当日は理科室に30種類以上の博物標本が並び、この空間を「青翔開智Museum」と名付けて授業を行いました。生徒はまず博物標本を観察し、その中から特に関心をもった生物の標本を一つ選びました。
それぞれの標本には、一澤学芸員から与えられた「来場者からの質問(問い)」が付されており、生徒はその問いに答えるために本やWebページ、オンラインデータベースを活用したり、一澤学芸員から直接ヒントを得たりしながら情報収集を進めました。標本を至近距離で観察したり、実際に手に取って触れたりすることで、新たな発見や気付きが数多く得られていました。

翌日の授業では、調べた内容をグループ内で発表しました。生徒は目の前にある標本を用いながら、その生物の特徴を説明し、さらに与えられた問いに対して自分で調べた結果をもとに発表を行っていました。2時間という限られた時間の中でしたが、生徒たちは集中して取り組み、1学期に学んだ生物分野の内容と結び付けながら考える姿も見られました。

今後、中学校1年生の理科は地球分野の「地震」の単元へと学習を進めていきます。今回の活動で培った「問いをもとに情報を集め、それを他者に伝える力」を今後の学習にも活かしてほしいと思います。最後に、本授業にご協力いただいた鳥取県立博物館の一澤学芸員に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
(担当:兼重<理科>)