令和7年度 教育実習を実施しました(社会科)

10月6日(月)から10月24日(金)までの期間、本校では令和7年度教育実習生として1名の実習生を受け入れました。
西東(さいとう)さんは青翔開智中学校の卒業生です。高校卒業後は立命館大学文学部に進学し、日本と韓国の歴史教育に関する研究に取り組んでいます。教員を志したきっかけは、「中学校3年生の時に副担任を務めていた社会科の先生に憧れたから」とのことでした。

青翔開智中学校・高等学校が開校して2年目、中学校1年生として入学した西東さん。中学校2年生のときには、友人とともに軽音学部の立ち上げに取り組み、熱心にギターの練習に励む姿が印象的でした。

今回の実習では、社会科の教育実習生として約3週間、本校で研修を行いました。担当授業は中学校2年生の歴史で、ホームルームも同じく中学校2年生に所属しました。

授業では、担当教員の指導のもと、生徒が日本の歴史についてより深く、多角的に考察できるような発問や活動を工夫して設計していました。特に、グループでの意見交換や図書館資料の活用などを大切にする姿勢が見受けられ、生徒主体の学びを促そうとする熱意が伝わってきました。

また、担当教員の授業見学を通じて、「歴史ってワクワクする科目なんだ!」と、自身が教員を志した原点を再認識する場面もあったそうです。

生徒とも笑顔で自然に関わる様子が印象的であり、限られた時間の中で「どうやって信頼関係を築くか」という問いと真摯に向き合いながら、実習に取り組んでいた様子が伝わってきました。

短い期間ではありましたが、青翔開智での教育実習で得た経験や学びが、西東さんのこれからの人生や研究活動に活かされることを願っています。大学に戻って、今回の実習で得た気づきや課題を深めながら、さらなる飛躍を目指してください。
(担当:牧野<社会科>)

以下、教育実習を終えた西東さんよりメッセージです。
「中学校社会科の教育実習生として3週間お世話になりました。優しい先生方と生徒のおかげで、楽しく実習を終えることができました。辛いときも、生徒たちがたくさん話しかけてくれたことに本当に助けられていました。1人ひとりの個性を大切にしてくれる青翔開智で実習ができたこと、本当に感謝しています。ありがとうございました!」