【授業紹介】中3 STEAM・Google Apps Scriptを使ったシステム連携で学校生活をより良くしよう!
青翔開智では2022年度より、学校設定科目として「STEAM」という授業を開講しています。STEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の頭文字をとったもので、複数の分野を横断しながら学びを深めていく科目です。
本授業では、「探究」の授業を補完するかたちで、表現技法や技術を楽しく身につけることを目指しています。
中学校3年生のSTEAMでは、11月から12月にかけて「システム連携」という単元を行いました。普段生徒たちが使い慣れているGoogleのサービスなどを、プログラム(Google Apps Script:GAS)を使って連携させ、自分たちの手で「実際に動く便利なシステム」を作り上げる取り組みです。
今回の授業では、生成AIを活用しました。
教員側で授業の流れやサポート内容を学習させたカスタム生成AI(Gem)を準備し、メンターとして導入。生徒たちはAIと対話をしながら、まずは身のまわりにある課題を洗い出し、どのようなシステムを構築すれば解決できるか(要件定義)、プログラムのコードはどう書けば動くのか(実装)を粘り強く進めていきました。
作成されたシステムは、「単元テストの日程をメールで通知」「天気に合わせて体育の持ち物を通知」「お絵描きのテーマをLINEで通知」「学園祭の混雑状況を表示」など、どれも生徒自身のリアルな困りごとに基づいたユニークなものばかりでした。
最終回の授業では、作成したシステムの発表会を行いました。
ゲストとしてリコーITソリューションズの福田様にお越しいただき、プロのエンジニアの視点から講評をいただきました。
「ここはもっと人間の手間を減らせるね」といった実務に基づいたアドバイスや、実際の仕事でのシステム連携のお話に、生徒たちも大きく頷きながら聞き入っていました。
授業後には「生徒会の仕事を自動化できる部分があるかも」「先生からの連絡シートにこの機能を実装してほしい」といった頼もしい声も上がりました。
テクノロジーを使って、自分たちの学校生活をより良く変えていけるという実感を持てたようです。
(担当:数学・情報科/飯田)










