鳥取県高等学校ビブリオバトル2020で奨励賞を受賞
12月13日(日)に開催された「鳥取県高等学校ビブリオバトル2020」で、高校1年生の福田晃己さんが奨励賞を受賞しました。
大会当日は、5人1組の予選が行われた後、各予選会場を勝ち上がった4人による決勝を実施。堂々としたプレゼンで予選を1位で通過した福田さん。決勝戦では惜しくもチャンプ本を逃しましたが、奨励賞を受賞しました。
本校では、中学1年生から高校1年生の4学年で、国語科の授業においてビブリオバトルを実施しています。
福田さんはレイチェル・ギーザ『BOYS −男の子はなぜ「男らしく」育つのか−』(DU BOOKS)を紹介し7月の授業で学年チャンプ本に。その後も9月の学園祭「青開世界(セイカイワールド)」、そして今回の大会と、約半年間に渡って一冊の本と向き合ってきました。「男らしくない」という言葉に感じる”違和感”。「男らしくある」とは生物学上の男に生まれた者の義務なのか?「男らしさ」「女らしさ」という社会からのメッセージは私たちの人生にどのように影響していくのか?そんな自分自身の中に生まれた小さな”違和感”や”疑問”を、一冊の本との出会いを通して掘り下げ、思索した過程が伝わる発表でした。
5分間の発表の時間だけではなく、発表後のディスカッションの中でも発表者の思いや言葉がきらりと光り、共感の波が広がる瞬間がありました。今後も「本を通して人を知る」「人を通して本を知る」ビブリオバトルの輪を広げていきたいと思います。
▼福田さんの発表はこちら(予選会場)