【中3道徳】差別について考える
青翔開智の道徳教育は、中学1年生で「自分」について、中学2年生で「相手」について、中学3年生で「社会」について知ることをテーマにしています。
今回、中学3年生は理想の社会がどうあるべきかを考えるため、これまでにどのような差別があったのか、そもそも「差別」とは何なのかを考えました。
例えば「障がいを理由に利用拒否をするお店の対応は差別?」「運動やテストで順位をつけることは差別?」「医師は男性が多いので、医学部の入学定員に女性を多く設定することは差別?」といった具体的状況についてグループごとに差別なのか・差別でないのか、その根拠は何かなどを考え発表しました。
ときには公民の授業を通じて同じテーマについてディスカッションをしました。
生徒たちはこうした活動を通じて「結局、差別って何?」という大きな問い、人によって答えが違う問い、に何度もぶつかりました。
6月27日(月)、これまでの「差別について考える」まとめとして、日本福祉大学 准教授の小林 洋司(こばやし ようじ)先生をZoomを通じてお迎えしました。
小林先生の「差別の定義はいろいろあるけれども、それが全てではない。定義にこだわり過ぎないことも大切。目の前の人を大切にしよう。」というお話を聞き、
生徒たちは「差別はなくならないかもしれないけど減らす努力はできる」といった感想を書いていました。
中学3年生の探究テーマは「鳥取の社会課題解決を通してSDGsに貢献しよう」です。
実際、中学3年生は現在「探究基礎」の授業でSDGs 5番「ジェンダー平等を実現しよう」に沿った内容のディベートを行っています。
道徳や公民ではSDGs 10番「人や国の不平等をなくそう」についての学びを深め、探究ではSDGs 5番についての学びを深め、他にもさまざまな教科を通じて差別について学ぶことで生徒の考えや興味を深掘りをしているところです。
ディベートの取り組みについてはまた後日お知らせしたいと思います!