【2学期授業紹介】中3数学(統計学)・鳥取県の中学生は他の競技に比べて反復横跳びが得意?
12/21(水)より、2学期に実施した授業を紹介しています♪
中学校3年生では、2019年度より数学の授業内で「統計学」を行っています。
学習指導要領の統計的な内容について、小学校内容から復習を始め、高校1年生の内容まで扱う予定です。
昨年度までは統計検定3級レベルの知識定着を目標にしていましたが、今年度は身近な課題を統計を用いて解決するレポートを作成する過程で、PPDACサイクルに代表されるような実験や研究の進め方、データを集め視覚化する方法、考察の仕方を身につけることを目標にしています。
今回は、昨年度の体力テストにおいて鳥取県女子が反復横跳びで全国1位だったこと、これまでも男女問わず反復横跳びの結果が上位にあることを受けて、「鳥取県の中学生は他の競技に比べて反復横跳びが得意であるか?」という問いに対してレポートを作成しました。
まず偏差値について基礎概念の確認を講義形式で行い、次に教員が用意したデータでPCの操作を学習しました。
最後に課題に取り組み、各々が選んだ都道府県と鳥取県の体力テスト結果を偏差値とレーダーチャートをもとに比較し、課題に対する答えを導き出しました。
体力テストの結果データは47都道府県・男女・9種目とかなり大きいものになりますが、4月からデータベースを定期的に扱ってきたからかほとんどの生徒がスムーズに課題に取り組んでいました。
今後は統計地図を学習したあと、今までの課題を1つ選び、内容を深める形でテーマを設定し研究を行う予定です。1年間の活動が今後の探究・課外活動に活かされることを願っています。
(担当:飯田・安岡)
▼「体力調査、反復横跳び全国1位の怪? 鳥取・中2女子、原因分からず」(毎日新聞の記事ページ)
https://mainichi.jp/articles/20220201/k00/00m/050/039000c