【中3道徳科・社会科】ハンセン病について考える 〜日本福祉大学・准教授 小林先生を招聘〜
中学校3年生は2月13日から約1週間、道徳や公民の授業で「ハンセン病」について学びました。
特別講師として日本福祉大学の小林 洋司先生をお招きし、ハンセン病の特徴やこれまでの歴史を学びました。ハンセン病が以前は「らい病」と呼ばれていたことや、ハンセン病を患った人たちが隔離政策によって社会から強制的に分断されたり、誤った情報によって不当な差別を受けたりしてきた歴史を知り、生徒たちは驚いていました。
また、ハンセン病患者が当時どのように暮らしていたのか、当時の法律やその後の訴訟についてなど、文献や小林先生への質問を通じて調べました。各グループで調べたことをポスターにし、小林先生に講評していただきました。
小林先生からは「『小林先生だったらどんな法律を作りますか』といった質問は秀逸でした。自分が違和感を感じたことにまず気づくことが大切。わからないことをわかろうとする作業が研究です。」というコメントをいただきました。
「誰も悪くないのに誰かが傷つくものだって改めて気がついた」という生徒の振り返りからも、コロナ禍で生きる今だからこそ感じ取ることがたくさんあったようです。