【授業紹介】高2地理探究・NTTグループ様と連携し「SUGATAMI」を活用したまちづくりワークショップを実施中

2023年11月30日から12月21日にかけて、高2地理探究の授業でSSPP様(NTT様が運用するまちづくりプログラム)、NTT社会情報研究所様、NTT西日本鳥取支店様、地域創生Coデザイン研究所様等と連携し、データベース「SUGATAMI」を活用したまちづくりのワークショップを実施しています。

初回の11月30日はWell-Beingについて考えるワークショップを行いました。
まずは機械を通してクラスメートの心臓の鼓動を触覚で感じる「心臓ピクニック」で他者の存在を改めて体感。続けて「わたしたちのウェルビーイングカード」を用い、今日1日で良い時間を過ごしたと感じた場面を振り返ったり、大事にしている価値観3つを取り上げてお互いに説明したりすることを通して、多様な価値観について学びました。
NTTグループがこのようなプロジェクトに取り組んでいる意義などもお話しいただき、キャリア面でも視野が広がったのではないかと思います。

第2回の12月7日はデータベース「SUGATAMI」の使い方のレクチャーと、実際の鳥取市のデータを使った分析を行いました。
自分たちが考える「鳥取市のイメージ」と「まちを構成する要素」を洗い出してから、主観データと客観データを組み合わせた多数の図表を用いて、全国の他の都市と比較した鳥取市の特徴について考えました。他の世代も含めた、満足度や幸福度といった主観的な内容を含むデータを扱うことで、自分たちが住むまちをより多角的にとらえることができました。

第3回目の12月14日はインタビューを交えた追加調査と資料作成を行いました。
自分たちが考えるまちの課題について、他の世代の人々の視点からも考えを深めるため、他教科の教員2人をゲストとしてインタビュー調査に挑戦。「公的機関が発信する健康に関する情報を知る機会」「パブリック・スペースを少ないと感じるか」「高齢者福祉への不安」など、各班それぞれの角度から数値ではないデータを集め、SUGATAMIのデータと合わせてさらに考えます。

最終回の12月21日には発表とディスカッションを実施予定です。今年の1学期には公共の「とっとり財政プランニング」の授業で、財政の視点から地域の将来を考える経験をしている生徒たち。どんな発表が見られるか楽しみです!
(担当:社会科・中澤)

▼データベース「SUGATAMI」についてはこちら▼
https://digital-is-green.jp/sugatami/

▼「心臓ピクニック」についてはこちら▼
https://socialwellbeing.ilab.ntt.co.jp/tool_connect_heartbeatpicnic.html?fbclid=IwAR2taj0WlEcSXoAJwtF_L7fFNTfQqo-j1Q0pCA1RCS6qSpnK0cMnLblpnbA

▼「わたしたちのウェルビーイングカード」についてはこちら▼
https://www.rd.ntt/sil/project/socialwellbeing/pages/support_tools.html#wellbeingcard

▼高2公共「とっとり財政プランニング」の様子はこちら▼
https://seishokaichi.jp/news/ict/post-12271/