【授業紹介】高2地理探究/日本史探究・土平教授(奈良大学)による歴史地理学フィールドワークを実施

2024年11月5日(火)の高2地理探究・日本史探究の合同授業では、奈良大学文学部の土平博教授による歴史地理学フィールドワークを実施しました。
青翔開智の高校2年生は地理探究・日本史探究・世界史探究から1科目を選択して受講しますが、今回は科目の垣根を超えて、分野横断的な「歴史地理学」を体験しました。

前半は地理学科の紹介をお聞きした後、教室で昔の地図についてのレクチャーを受け、今も残っている地名から明治時代に行われた合併の謎解きをしたり、江戸時代の国絵図や地籍図から当時の村ごとの石高を読み取ったりしました。後半は実際に学校の付近を歩き、かつての村同士の境界線にあたる場所や、洪水の記録、各所にある地蔵などを見て回りながら解説していただきました。

終了後の感想では、

「知っているつもりの土地だったが知らない場所や道があって、持っている知識によって見え方が変わると実感しました」
「自分の住んでいる地域にある、ひと続きに繋がっている昔の姿を垣間見ることが出来て、情緒がある授業でした」
「地理的な内容だったが、昔の地形などから汲み取って考えることも多く、身近な土地だったことも相まって楽しく参加できました」

といったコメントがあり、約1時間のフィールドワークでしたが、教室だけでは得られない学びを経験することができた様子でした。はるばる奈良からお越しいただいた土平教授、ありがとうございました!(担当:中澤<社会科>)

▼奈良大学 文学部 地理学科の紹介はこちら▼
https://www.nara-u.ac.jp/faculty/geography/

▼2022年度に実施した木村教授(奈良大学)によるフィールドワークの様子はこちら(本校HP)▼
https://seishokaichi.jp/news/subjects/social-studies/post-10601/