【メディア掲載・授業紹介】高1地理総合・新聞社からゲスト講師を招聘・地域面の記事化プロセスを学ぶ【NIE】

1月30日(木)の高1地理総合では、山陰中央新報社鳥取総局長の桝井様をお呼びして、NIEゲストティーチャー授業と地域面の読み比べワークショップを実施しました。
今年度、本校は鳥取県NIE推進協議会によるNIE実践指定校となっており、さまざまな教科や学校生活の中で新聞の活用に取り組んでいます。(NIE…Newspaper in Education・教育に新聞を)

高1地理総合では鳥取について実践的に学ぶ取り組みを続けており、今回は情報源の1つである「新聞」にフォーカスした授業です。

1時間目は桝井様によるレクチャーを実施し、記事化するプロセスでの取捨選択やリアルな取材の様子についてお話しいただきました。沢山の話を引き出したうえで要点を絞って具体例も盛り込みつつ紹介することなどを、実際に執筆された記事を紹介していただきつつ説明してもらいました。

2時間目はレクチャーの内容を踏まえたうえで、授業担当の教員によるワークショップを実施しました。班ごとに同じ日付の「山陰中央新報」「日本海新聞」朝刊を紙で配布し、地域面の見出しに目を通した後で、記事を1人1記事スクラップしました。
家の近くで起きた全く知らないニュースや、同世代の若者の活躍など、それぞれの視点で記事を選んでいました。
授業の最後には、ニュースパーク(日本新聞博物館)の「新博キット」を使って2024年12月26日の全国各地の新聞117紙に触れ、生徒は地域による一面の記事の違いなどに興味深そうに見入っていました。

授業後のアンケートでは以下のような感想がありました。

・取材をするうえでのポイントや、新聞記事の裏側をたくさん聞くことができてとても楽しかったです。また、要約するうえで大切にするべきことなども教えていただけたので、とてもためになりました。
・記事ができるまでの過程を実際の記事に触れながら教えていただけて、分かりやすかったです。3000字にまで要約して1面にまとめていらっしゃって、記者の方々の文章力や取捨選択のスキルがすごいなと感じました。
・いつもテレビでローカルニュースを見ていたので、新聞で読むのは新鮮でした。新聞は多くの情報が文章に詰まっているので、読むだけで知識が増えるなと思いました。
・同じ日で、似ている記事もあったけれど、新聞社によって書き方やメインにしているもの、その中でも特に注目している部分が違ってとても面白かったです。私は特に毎日の知事の動向が書かれていた部分が面白かったし驚きました。

ご協力いただいた桝井様、鳥取県NIE推進協議会事務局のみなさま、ありがとうございました!
(担当:中澤<社会科>)

▼web版記事はこちら(日本海新聞 Net Nihonkai)
https://www.nnn.co.jp/articles/-/466319

▼ニュースパーク(日本新聞博物館)の「新博キット」についてはこちら
https://newspark.jp/group_program/shinpaku/

▼NIEについてはこちら
https://nie.jp/

▼高1地理総合の鳥取について学ぶ取り組みはこちら(本校HP)
・浦富海岸フィールドワーク(https://seishokaichi.jp/news/subjects/social-studies/post-18127/
・鳥取砂丘ビジターセンター出前授業(https://seishokaichi.jp/news/post-18446/
・古絵図で見るとっとり出前展示(https://seishokaichi.jp/news/subjects/social-studies/post-18669/
・建設技術実証フィールド見学(https://seishokaichi.jp/news/subjects/social-studies/post-19547/

「取材の裏話に興味津々 青翔開智高で出前授業」
日本海新聞 2025年2月1日掲載
※画像は新日本海新聞社の許諾のもと転載しています