SUPER SCIENCE HIGH SCHOOL
探究スキルラーニング 授業紹介
2024.02.09UP

生け雑草

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科目
科学
単元
自然の中にあふれる生命 いろいろな生物とその共通点 1章 植物の特徴と分類
使用教科書・教材
教科書・理科便覧・植物の図書資料
時間数
22時間

『生け雑草』は小林さんが2016年4 月から 1 年間、毎日身近な草花を採集して写真を撮り、Instagram に投稿していたものを書籍化したものです。 学習指導要領(2017)では、1 年生の生物分野における学びに向かう力、人間性等の目標を「生命や地球に関する事物・現象に進んで関わり、科学的に 探究しようとする態度と、生命を尊重し、自然環境の保全に寄与する態度を養うとともに、自然を総合的に見ることができるようにする。」と定められています。この書籍と小林さんの活動を参考に、「日々の小さな美しさに目を向けられるようになることが、自然環境の保全に寄与する態度の第一歩になる」と考えました。また、プロジェクトの本質的な問いは、植物学者牧野富太郎さんの言葉、「植物を愛でるとはどういうことか」にし、「彼はどんな目線で植物を見ていたのか?」について活動前と活動後に考えてもらうことで、FWや生け雑草を通して自分の思考がどう変化したかを言語化してもらう授業構成にしました。

プロジェクトの表のテーマは、「雑草に目を向けることで、これまで見つけられなかった身近な小さな美しさに意識を向けられるようになること。 美しさに気づくために、植物をよく観察して、植物を愛でる感覚を皆で共有できるようになること」とし、裏のテーマとして、「ニッチなものにスポットライトを当てることで、新しい価値基準(ものさし)を社会に提案すること」としました。 そのためには、対象となる植物との距離感を近くなる瞬間が必要です。そこで、生け花をしたり、自分の生活とのつながりを調べたり、社会とのつながり「鳥取県の自然調査(雑草)・生花生産(生花)・林業」にも触れることで、自分の生活とのつながりを考えてもらうきっかけを提供しました。 最終成果物は生徒全員の作品を集めた「実践!生け雑草」という書籍作成し、多くの方に見ていただくこととしました。(担当:松永/2023年度実施)

ルーブリック

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