探究スキルラーニング
授業紹介
地域共同体をデザインしよう!
- 科目
- 地理総合
- 単元
- 第4章 第4節「地域統合による生活文化の変化」
- 使用教科書・教材
- 『わたしたちの地理総合 世界から日本へ』(二宮書店)
- 時間数
- 7時間
高校1年生の地理総合では、「地域共同体をデザインしよう!」と題して、様々な資料を根拠にして担当国と日本の国際協力のあり方を考える授業を実施しました。
まずは中学校でも学んでいる「地域共同体」について復習するために、EUに関する新書の抜粋を読んで班内で共有。続けて【韓国、マレーシア、バングラデシュ、ナイジェリア、イタリア、ノルウェー、カナダ、メキシコ、アルゼンチン】の9カ国からくじ引きで担当国を決め、主に図書資料を用いてデータを集めて検討しました。各国の暮らしを紹介する本や、国ごとの統計をまとめた本などを用いて、国際協力を考えるうえでの「強み」と「弱み」を洗い出しました。
その後、担当国の「強み」と「弱み」にあたる分野について、主にジャパンナレッジSchool内の資料を用いて日本の統計データを確認し、相互に補完できる分野を模索して提案資料を作成します。A4版1枚に収まることを共通ルールとし、これまでの探究スキルラーニングでの発表資料の作成経験を生かして、スライド・ポスター・手書きのまとめノートなど、各自のスタイルでまとめてもらいました。
授業後の振り返りでは、「内容は少し難しかったけれど他の国についての理解が深まり、他の国が日本と比べてどの分野が弱いのかがわかったりして面白かったです」「お互いの国にメリットをもたらすという目的があって様々なデータを調べていたので、楽しかったし担当国に対する理解も深まりました」といった感想があり、知らなかった国に関心を持つきっかけや、知っている国の意外な一面を知る機会にもなったのではないかと思います。(担当:中澤/2023年度実施)