教職員紹介

Teachers

岸田 卓

岸田 卓

Kishida Suguru
理科

鳥取県八頭郡出身。広島大学大学院先進理工系科学研究科修了。専門科目は物理であり、大学院では主に物性物理学を専攻していた。修士論文のタイトルは「正方晶CeCoSiの隠れた秩序と構造相転移」である。

高い専門性を持つ岸田は、自身の理科という教科に対して「身のまわりの自然や生活の中での現象・物質について学ぶことができる点」に魅力に感じている。特に「なぜ磁石はくっつくのか、なぜ空は青いのか」などの事象に普遍的な法則や規則性が存在しており、他の事象も同様の規則で説明できる点を伝えることを大切にしている。そんな岸田は探究という行為を「自分の興味のあるテーマの疑問をジグソーパズルのようにできることから徐々に明らかにしていくこと」だと捉えている。

専門の物理だけでなく、旅行やスポーツなども幅広く愛しており、新しい場所に行くことや新しい事に挑戦することを常に大切にしている。豊富な知識と熱い探究心をもった岸田は、「物事の考え方は人それぞれであり、それをお互いに伝え合うことで新たな疑問や発見、考え方が生じたり、自分の考えについて改めて深く考えることができる」と考えている。「生徒同士がお互いに高め合える」ようなより良い理科の授業を行うために、今日も大好きな理科実験室で教材研究に励む。