【SSH】高1・東京AI研修①

10月30日(月)から11月2日(木)にかけて、SSH事業の一環として高校1年生が東京AI研修を実施しました。高校1年生は「人口減少問題をテクノロジーで解決しよう」をテーマに探究をしています。そのテーマを”テクノロジーでもっとワクワクのTokyoを!”という東京版テーマに置き換え、デザイン思考を使って課題解決をするのが今回の東京AI研修の目的です。3泊4日の様子を2回に分けてご紹介します。

10月30日(月)、羽田空港に到着後、電気通信大学で講義と研究室訪問を行いました。

講義では石垣 陽(いしがき よう)特任教授から特別授業を受けました。石垣教授は理系の専門を生かした多くの商品を開発しながら、アートとコラボしたイベントも実施されています。特殊フィルムを通してみることで、一見ただのホワイトスクリーンだったものから映像が映し出されるなど、最先端の技術を体験することもでき、生徒たちは興味深そうに話を聞いていました。

そのあとは実際に学生のアイデアを形にするラボや大学の研究室、図書館を見学しました。「大学では自分の研究を最終的に論文に書きます。そのためには文献が非常に大切ですが、古くてもノーベル賞をもらうような基礎研究を載せた論文は今でも価値がありますし、先輩が書いた最近の論文も自分の研究のために利用できます。」と説明を受けた時に、青翔開智の探究と同じだなと感じました。

10月31日(火)からは情報経営イノーベーション専門職大学(通称iU)で学生メンターと共に研修がスタート。iUの専任教員である松村 太郎(まつむら たろう)先生から改めて「人口減少問題」や「地域課題解決の方法」について講義を受けました。

今回のフィールドワーク先は東京の商店街である”下町人情キラキラ橘商店街”。ここでどんな課題が見つかりそうか、システム思考を用いながらあらかじめ仮説を立て、質問事項を考えます。生徒たちは5月に行ったIDEA Camp(”鳥取市中心市街地を歩きたくなるまちのアイデアを提案”がテーマ)のことも思い出しながら話し合っていました。そして実際にキラキラ橘商店街を訪れ、観察したり、写真を撮ったり、地元の人に質問をしたりとフィールドワークを実施。班によっては浅草やスカイツリーを訪れ、キラキラ橘商店街との比較も行いました。

こうしたフィールドワークから課題を発見し、解決アイデアを考えるといよいよ3日目を迎えることになります。この続きは東京AI研修②をぜひお読みください。

▼5月に実施したIDEA Campについてはこちら
https://seishokaichi.jp/news/events/post-11895/