【授業紹介】高2地理探究・「SUGATAMI」を活用したまちづくりワークショップを実施しました
2024年12月3日(火)、12月10日(火)、12月17日(火)の高2地理探究の授業では、NTT、地域創生Co デザイン研究所、NTT西日本鳥取支店と連携し、都市機能18分野の指標と住む人の満足感・幸福感により、”まち”の現在がわかるデータベース「SUGATAMI」を用いたまちづくりワークショップを実施しました。
1日目は地域創生Coデザイン研究所の中本様に「SUGATAMI」の読み解き方をレクチャーいただいた後、「健康」「安全性」「住宅」のテーマに沿った鳥取市の課題分析を班ごとに行い、実現したい「まちの理想像」を考えました。「SUGATAMI」は都市機能の定量的なデータに加えて満足感や幸福感といった指標も盛り込まれている複合的な資料です。読み解くのが少し難しい面もありますが、各班にガイド役のスタッフに入っていただいたことで、着目すべきポイントや数値の解釈などについてサポートいただきながら考えを深めることができました。
2日目はNTTグループの皆さんに加えて視察で来校された方々にもご協力いただき、実際に鳥取市で暮らす人々を対象としたインタビュー調査を実施しました。設定した課題についての実情や、解決アイデアに対するフィードバックなど、様々なお話をしていただきました。限られた時間ではありましたが、まちに暮らす多様な人々の視点から考えるきっかけとなりました。
3日目にはここまで分析した情報を踏まえたプレゼンを実施し、質疑応答を通して改善案やさらなる課題について検討しました。交通弱者を対象とした通院専用のライドシェアや鳥取県が生産量全国2位である「芝」を生かした公園の芝生化などユニークなアイデアを出した班や、扱うデータの対象範囲の偏りを指摘して検証した班など、それぞれのアプローチで理想の鳥取市について考えてくれました。
地理探究は世界に目を向けた学びが多い科目ですが、そうした学びのなかで多角的な視点から分析した経験を、今回のように身近な地域を対象に応用することで学びが深まると考えています。貴重な機会をいただいたNTTグループの皆さま、ありがとうございました!
(担当:中澤<社会科>)
▼データベース「SUGATAMI」についてはこちら▼
https://digital-is-green.jp/sugatami/
▼昨年度の様子と生徒インタビューはこちら(取材記事)▼
https://digital-is-green.jp/branding/human-centered/seishokaichi.html
▼昨年度のまちづくり(インフラ整備)をテーマに実施した現地見学はこちら(本校HP)▼
https://seishokaichi.jp/news/subjects/social-studies/post-14085/