探究スキルラーニング
授業紹介
ファストファッションの光と影 (先進国・途上国の二つの視点から)
- 科目
- 現代文
- 単元
- 文章の要旨を捉えてまとめよう
- 使用教科書・教材
- 光村図書 国語3
- 時間数
- 10時間
2000年以降、現在に至るまで続くファストファッション旋風の”光”と”影”とはどのようなものか?先進国と途上国の二つの異なる視点からその功罪について本や新聞記事から情報収集し、世界で何が起きているのかをリアリスティックに知ることを最大のねらいとして授業を行いました。
授業の中盤には、先進国の大量消費型社会・物質主義的社会が「誰か」の犠牲のもとに成り立っているということを映画の視聴を通して再確認し、シンプルとも複雑ともいえる問題の解決には何が必要なのかをディスカッションしました。知識や情報をただ集めて終わるのではなく、課題解決の道を探りながら創造的活動へ活かしていくこと、これが重要だと考えています。
授業の終盤では、数ヶ月後の高校進学も見据えファストファッションについて横断的・多角的に収集したさまざまな情報の中から自身の興味関心に基づいた探究論題を作成しました。探究の問いはどのような手順を踏めば生成できるのか、問いにはどのようなレベルがあるのか、高いレベルの問いを生成するためにはどのような疑問を持つことが重要なのか、一人一人が個別のテーマによる探究学習への入り口を体験する活動となったのではないでしょうか。